episode 33 ページ3
男主 side
『....まてよ、それってあんたに得がないだろ。そんな話、信じられない。』
「あー、.....それがあンだよな。俺はお前が早くここから出てって欲しいんだよ。ぶっちゃけ邪魔なンだよ。」
「もしもだ。お前の個性が暴走した時、無個性になっちまったらどうしてくれンだよ。」
「俺の計画のためにもお前には居なくなってもらいたい。」
あくまでこの男は、ボスの言う通りに動くのではなく、自分の目標が少しでも近づくように仲間をを利用しているように見えた。
信用するのは難しい話だが、聞かないよりかは断然いい。
『....話してもらってもいいすか。そのあんたのココから出れるかもって言うハナシ。』
相手も乗り気になったと思ったのか、俺の横に座って静かに話し始めた。
「今、ヒーローに目ェつけられてる、天然記念物サマがいんだよ。極道の。」
『.....極道、？』
「そう何回も聞き直すな。話が止まる。」
めんどくさそうな視線を向けてくる。
荼毘を出来るだけ不機嫌にさせないよう、無華衣は黙っておくことにした。
「その極道サマは、心底個性が嫌いで潔癖症なんだ。だから、個性を消すッつう銃に使う弾を、最初に渡したヴィランを中心に出回ってンだよ。」
「だから、ヒーローに目ぇつけられてるし、運良く俺らがそいつらと同盟を組む事になった。」
『って事は、......もしかすると俺がヒーローに保護されるかも知れない、って事かよ。』
「話が早くて助かるな。...まぁ、そんな簡単じゃねぇぞ。結局お前はケームショ行きだろうケドな」
ヴィランの言葉に違和感を覚える。
『......ぇ、まって、俺、なんかしたっけ。』
「.....外に出たら分かるだろ。もう教えてやんねェぞ。」
言うだけ言ってヴィランは帰って行ってしまった。
ここから先は自分でやれという事だろうか。
途端に押し寄せる数々の情報に、無華衣は頭が痛くなる。
だが、見張りでヴィランが来る前にここから出る方法を考えようと頭を働かせた。
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真昼 - マジで更新して〜めっちゃ続きが気になる！ (2022年7月21日 16時) (
レス) @page3 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 更新頑張って下さい 止まっていますー (2022年7月3日 22時) (レス) @page3 id: 2308cf2dd0 (このIDを非表示/違反報告)
maria - 面白いです。 (2022年4月16日 17時) (レス) @page1 id: 4c43ea808a (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - イチゴネコさん» あああすいません‼️💦直しておきます😭教えてくださってありがとうございます🥲 (2022年4月7日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グ.が立っております!! (2022年4月7日 18時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2022年4月7日 15時
