【ヒロアカ】最愛の姉との再会が最悪だったんだが。 (ページ3)

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なんか初っ端からシリアスって嫌じゃね？ページ3

『………ンでこうなった…！？』

目の前に広がるのは蒼い炎。

そして所々からあがる煙。

俺達は林間合宿に来ていた。

それで飴ってことで肝試しをしていたのだが。

ヴィランに2度目の襲撃をされた。

この場合俺はどうすればいい？

考えろ、考えろ！

皆が傷つかずに済む方法を！導き出せ！！

『………皆を逃がす？』

でもどうやって？きっと敵連合も学習したハズだ、ヴィランは凶悪だろう。

逃げるなんて可能性はほぼ無に近い。

だとしたら、方法は1つしか……ｯ！

倒すほか、ねぇ。

『………そうだよ、倒せばいいんだよ…！』

俺は頭が悪ぃから。

こんな考えしか思い浮かばない。

…………やるっきゃ、ねぇ。

俺は煙があがる方向へと走り出した。

そっちに行けば炎を出してるヴィランに会えるかもしれねぇ。

俺はただひたすら走って、走って、走った。

走っていると頭の中に言葉が伝わってきた。

マンダレイのテレパシーだ。

"「A組B組総員______…」"

"「戦闘を許可する！」"

『ﾆｼｯ、待ってましたァ！！』

きっと相澤先生の指示だろう。

まぁ相澤先生がこうするって分かってたからヴィランの方へ走り出したんだけどさ。

するとまたテレパシーがきた。

"「敵(ヴィラン)の狙いの一つ判明_____！！」"

"「生徒の「かっちゃん」！！」"

"「そして「紳士くん」！！」"

"「わかった！？「かっちゃん」！！「紳士くん」！！」"

"「「かっちゃん」と「紳士くん」は戦闘を避けて！！単独では動かないこと！！」"

俺はそれを聞いて頭が混乱した。

「紳士くん」っつーのは

俺のあだ名だ。

ンで………なンでだ！？

俺が狙われてる！？

やべぇ…………俺、俺…ｯ！

『迷惑じゃねぇか……ｯ！』

それプラス俺は今一人。

ここで攫われりゃ………更に皆に迷惑をかけることになる。

………だとしたら、行かねぇ方がいいんじゃねぇか？

そう思って足を止めた。