相談が2つ ページ4
自分の部屋のドアを乱暴に開けて中に入る。
『ｯ……！ど、しよ…』
壁にもたりかかりしゃがみこんだ。
俺は今日、相談があるというので皆の部屋に行ったら
皆のあの真剣な目。
からかってなさそうだし、嘘をついてるとも思えない。
だとしたら、
嘘だろ？
だって、俺……
男だぞ？
そう思ったけど、世界は広い。
男なのに男が好きな人はこの世にたくさんいる。
そこは納得できた。
だけど、その男が好きな人たちが……
そんな漫画みたいなこと、現実にあるもんか。
『………そっか、これは夢か。』
そうだ。そうに違いない。
だったら早く覚めろ、こんな夢。
俺は恋愛対象は女なんだ。
女じゃなくて、男に好かれるとか夢だ。きっと。
お願いだから、早く覚めてくれ。
そう願って１回頬をパンッ、と両手で叩く。
叩いたところは赤みを帯び
…………ジンジンと痛んだ。
『…………え？………嘘…だろ？』
夢というものは痛みがない。
ということは、俺は今確実に現実にいるということだ。
『………勘弁してくれよ…』
これが現実だったら明日から皆にどう接すればいい？
普通に？
いや無理。
男だとしても皆
絶対に意識する。
じゃあ、あからさまに避ける？
ダメだ。
そしたら俺が意識してるということが相手に分かってしまう。
それに相手が避けられることによって悲しむ可能性もある。
俺はくさってもヒーロー志望だ。
そんな人を悲しませるようなことはしたくない。
……だったら俺は、どうするのが最善策なんだ？
『…………分からなくなってきた…』
立ち上がり自分のベッドに身を投げる。
寝よう。
考えても分からないのなら、明日の俺に任せるのが1番いい。
そう思って目を閉じた。
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りつ - 萌えの一言ですね！可愛すぎですよ！更新楽しみにしてます！ (2020年1月5日 23時) (
レス) id: 1c2458a4e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - アァー可愛いっ！もうムリ、、可愛い、ヤバ、、 (2019年10月15日 12時) (レス) id: e8f1f4b21c (このIDを非表示/違反報告)
guuu - いやぁもう好きって感じです。更新楽しみにしています (2019年9月26日 12時) (レス) id: 1a3ceea7a9 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - やばい、なんか、うん、心がぴょんぴょんするんじゃ〜！！！！！(可愛過ぎて語彙力消滅)これからも頑張ってください！ (2019年9月23日 10時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
むらかみ。(プロフ) - あとおいしい。素直においしい。(連投失礼しました。)無理しないように、自分のペースで頑張って下さい！ (2019年9月17日 23時) (レス) id: cbbe96e14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakuチョコ | 作成日時：2019年9月15日 18時
