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「マジかよ…。対抗出てないのに」
ため息をついて死者の観戦部屋に入ってきた晴翔に
「ど、ドンマイです。黒出された…っ段階で言っても良かったかもしれないですね」
と先住人、ねるが答えた。頑張るぞ、と思っていた矢先に初日犠牲者になってしまったのだから、不憫度では彼女の方が上である。どちらも不憫であることに変わりはないが。
「晴翔さん、役職は…って、き、聞いちゃいけないんでしたね。ん〜、役職に出ていない狼が二人いるはずなんですけど…」
とねるが推理を始めたその頃…。
＿＿
「ゴメンなさい！ねこまたた？猫さんに出てくれるってことだと思っちゃってた…」
開口一番、直折がそう謝っていた。
「大丈夫だよ、私もちゃんと伝えられてなかったし！…で、今日は誰を襲撃する？」
と紫暮。そう、ここは狼会議部屋なのである。そして＿＿＿。
「どこでもいいよ」
と、3人目の人狼が口を開いた。それを受けて
「んむむ…。じゃあ、__とかどう？」
「いいじゃん！じゃあそれで。」
と襲撃先を決定する2人。
「あ、狼が占いに2人もいるわけないっていう理由で頑張るね、私！」
と紫暮が付けたし、狼会議が閉じられた。
＿＿
それを確認し、依緒はコミュニケーションアプリを開く。
「占い先は__さんかぁ。結果は_です、っと。あ、霊能さんにも送っておかなくちゃ。晴翔さんは_です。襲撃先は__さん。えっと。狩人さんは自動判定なんだっけ。」
くるり、と椅子を回して、今度は大画面ディスプレイを操作。襲撃先の名前が押された。すると、襲撃の可・不可が表示される。
「人狼さん達、運悪いなぁ」
そう呟くと、依緒は朝のチャイムを鳴らす準備を始めた。
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