Fantasy 46 ページ46
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小人達は王子に娘を殺すように頼みましたが、王子は娘の目を見てこう言いました。
「 彼女は 悪役なんかじゃない 」
この言葉に小人達や家来、野次馬達も驚きました。
王子は娘の身体を縛っていた縄を解き、ゆっくりと娘にはなしました。
「 俺も君も同じ力を持っている。
それなのに 君だけが冷たい目で、酷いことを言われるのは どうかと思う。
それに..目を見ればわかる。
君は 本当の悪魔なんかじゃない。
天使の心を持っている。」
『 初対面の貴方に私のなにがわかるの?
私はこれから貴方のお城を呪うのよ?
随分と余裕があるのね。
私は根っからのワルよ。
貴方みたいなふわふわの王子なんかじゃない。』
娘は自分のかたを持った王子を警戒し、
毒を吐いた。
「 王子だからふわふわ?
俺もふわふわなんかじゃない。
ただ白雪姫の息子に生まれただけだ。
そしてお前はただの強がり、
これ 食べてみて、」
王子は1つの真っ赤なりんごを手渡した。
そのりんごは 素直な心の内を吐き出す魔法がかけられていた。
娘はひとくちかじると、ポロポロと涙を流した。
『 城を呪うなんてできない..
私はただ 誰かに認められて、愛されたいだけなの、!
どうして私がこんな力持ってるの..
どうしてこんな親の子として生まれたの..
もう 嫌よ!』
王子は 泣き崩れる娘の唇に
優しいキスを落とした。
..
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やおぱむ(プロフ) - 侑李さん» ありがとうございます! (2017年10月12日 0時) (レス) id: 5bc80a4e26 (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 完結したんですね!おめでとうございます! (2017年10月11日 20時) (レス) id: 76a022fff5 (このIDを非表示/違反報告)
やおぱむ(プロフ) - 侑李さん» 嬉しいです! ありがとうございます! (2017年10月3日 19時) (レス) id: 5bc80a4e26 (このIDを非表示/違反報告)
やおぱむ(プロフ) - バナナケーキさん» 最後までよろしくお願いします(°´˘`°) (2017年10月3日 19時) (レス) id: 5bc80a4e26 (このIDを非表示/違反報告)
やおぱむ(プロフ) - ゆりささん» ありがとうございます !! (2017年10月3日 19時) (レス) id: 5bc80a4e26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱむ | 作成日時:2017年8月13日 0時