黒雪姫と9人の王子

Fantasy 45 ページ45

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昔々、ある1つの王国に
とても勇敢で、心優しい 王子がいました。

王子はあの白雪姫の息子です。

王子は特別な能力..つまり魔法を生まれ持っていました。
力を利用し、困っている人の手助けをしていた王子は 沢山の人から愛されていました。

人々は 王子を「 R 」と呼びました。









王国の外れには真っ暗な森があり、そこには全物語の悪役を支配する黒の女王とその娘が住んでいました。


娘も王子同様に名前がなく、生まれつき魔法を扱うことができます。

しかし、人々は力を気持ち悪がり 娘を軽蔑しました。


女王は白雪姫が気にくわず、娘に「 城を呪う 」ように言いました。
が、娘の本心は「 ただ穏やかに過ごす 」ことでした。

娘はこれ以上人々から冷たい言葉を投げられることが怖くなり、森の奥にある小屋に逃げ込みました。









その小屋は昔、白雪姫が訪れた 7人の小人の小屋だったのです。

娘は誰にも見つからぬように 身体を小さく、小さくして 息を殺しました。

ですが 仕事から帰ってきた小人達に見つかり、囚われてしまいます。


娘を懲らしめようと、魔法を使える王子を連れてきて 娘と対面させました。













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