黒雪姫と9人の王子

Fantasy 13 ページ13

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タッ タ タンッ









「 ふぅ。」












ダンサーを目指して 歩いてきた人生だけど
これから先、人として生きていってもいいのかな。









“ お前 変わってるよな ”









ストレートに放たれたその言葉は
胸に深く刺さった。


性格が？

それとも この能力のせい？






たくさん悩んだ末、結局は 何もなかったことにした。









“ 自分を愛せば 9人の愛は強く ”









小さな紙には 綺麗事が達筆で書かれている。

この意味を知りたいとも思わないのは
きっと この言葉を知ったら、

また傷つくことを 恐れているからなのかもしれない。









雪の結晶のリングは
気持ちが沈んだ時に キラキラと輝きを増す。









テレパシー と 予知能力 。

この2つの組み合わせは 能力者の中でも
珍しいんだとか。

嫌だなぁ、バケモノダンサー というレッテルは貼られたくない。


その一心で
僕は 何度も何度も 体を動かした。















... 小さな体で大きな夢を目指す 知念侑李

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