惑わせるっっ

ユースケ × 涙 ページ34

＿＿＿＿









疲れた。

入社して2年目、
後輩に指導しつつ自分も覚えることがいっぱい
そんな中、自分の仕事もままならないのに
後輩のミスをカバーして

そんなことしてたら残業が続くに決まってる









「 お風呂はいいから寝よ 」









明日は休みだしめいいっぱい寝てやろう、
なんて思いながら鍵をあけ、









「 え、あいてる 」









恐る恐るドアをあけると玄関には見慣れた靴









ああ、来てるのか
と他人事のように考えながら
来客の靴の横に自分の靴を並べ
重い足取りでリビングへ向かう









佑亮 「 おかえり〜 」









何故かエプロンをつけて
キッチンに立っている佑亮、









「 …何してるの 」









佑亮 「 何って、ご飯作ってるの！ 」









「 いや、そうじゃなくて 」









佑亮 「 だってなまえ疲れてるでしょ？
メッセージだって絵文字多めで短いし 」









…よまれてる、、
佑亮に、よまれてる、、、









佑亮 「 僕が癒してあげようとおもって♡ 」









「 別にいいのに、そんなの 」









あーあ、自分でもわかるこの可愛げのなさ









佑亮 「 最近、お仕事忙しいんだよね？
ちゃんと休めてる？？

冷蔵庫なんにもないし、
お布団薄くない？？！最近寒いから
風邪ひいちゃ 「うるさい！ 」

ぁ、ごめん… 」









やってしまった、
明らかわたしが悪いのに

佑亮は悪くないのに…









佑亮 「 もっと言いたいことある？ 」









「 ………え？ 」









佑亮 「 我慢しないでもっと言いなよ、
溜め込むのは、よくないよ？ 」









「 … っ 、ばかぁ …っ 」









佑亮 「 ぅえ？！！ どうしたのｯ？！！ 」









「 っ…ゆーすけが、泣かせるっからっ……っ 」









佑亮 「 ぇええええ 、………ごめんね、？ 」









そう言ってやさしく抱きしめてくれるから
今まで我慢してた分が溢れてきて

佑亮の肩をあっというまに湿らせた









佑亮 「 … 僕の前では我慢しないでね、

全部、僕が









受け止めるから 」

カイ × ナミダ→←ユーキ × どうも

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す