白雪姫と僕の恋模様 (ページ10)

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ewubns ▲ ページ10

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「逃がす訳ないやん笑」

逃げてったお姫様を見つける為

教室を出てきたんやけど

「流星…？」

そこに居たのは

俺の探し求めてたお姫様と

親友の流星やった。

盗み聞きなんてするつもりなかったけど

聞こえてきたもんはしゃあないやろ？

流「大毅 … … 」

大毅 …？

聞いたことない名前やな。

けど、その名前を聞いた瞬間

悲しい表情になるお姫様

「大毅くんねえ～」

なんて、呑気に呟いてると

『嫌や !! 』

突然聞こえた

悲鳴にもとれるくらい大きな叫び声

どうやらそれはAちゃんのらしくて

流星と言い合いになってる

「そろそろ止めますか。」

このままやと本間に殴り合いになりそうやから笑

わざとおちゃらけた声で二人の間に割って入る

案の定驚いてる二人

お姫様に限っては" げっ " って言ったからね笑

『イチャイチャしてないし。』

流「望には関係ないやろ？」

「うわ～、のんちゃん寂しいわ～」

親友にまで裏切られるとか

悲し過ぎるわ～

「流星、お姫様貸してもらうわ」

流「は!? えちょい !! 」

『何すんの!? 離してよ!! 』

「ちょっと黙ってくんね。」

少し低い声を出すと

静かになるAちゃん

『生意気 … 』

「ばっちり聞こえとるわ笑」

『ねえ、何処行くのよ？』

「知らね～」

『はあ！？』

ん～、

だって、ただ連れ去りたかっただけやし？

「屋上でええんとちゃうん？」

俺達の出会いの場やん？屋上って？

『 … 』

ふっ笑

急に黙っちゃってさ

「そういえば俺の友達にだいきって居るんだけどさ～」

" だいき "

そういうだけで肩をビクッと震わせるAちゃん

それがなめっちゃ可愛いねん。

あれやな、Aちゃんってさ

いじめたくなるよね。

反応がいちいち面白いの

小瀧望( １８歳 )

本気で白雪姫にハマりそうです。((

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