ewubns ◎過去 ページ15
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学校に着いてからは
流星とは途中でお別れ 。
『 なあ、大毅 』
ちなみに私と大毅は同じクラス
大毅「 ん〜 ?」
『 辛くなったら頼ってね 』
大毅「 … おおきに 」
弱虫な私は
まだこんなことしか言えないけど
この気持ちはほんとだからね ?
誰でも 大好きな人 には幸せで居てほしいものでしょ?
大毅「 また暴れてん。」
大毅「 しかも流にぃが居らん時にやで 笑 」
『 無理して笑うな阿保 』
無駄に10年以上一緒に居ると思うなよ
大毅の偽物の笑顔くらいわかるわ 。
大毅「 … 胸貸してや … 」
大毅達の本当のお父さんはまだ私達が幼い時病気で他界した
それから再婚したけど
その相手が月に何回か
何かが壊れたように暴れ出す 。
いつもは兄の流星が止めてくれるけど
どうしてもいない時は
こうやって大毅が犠牲になるんだ。
二人の大事なお母さんを傷付けないように 。
大毅「 いつもは優しいねんで … ッ ?」
『 知ってるよ 』
いつもは本当に優しい 。
体の弱い大毅のお母さんの世話もしてるし
完璧なお父さん だ。
大毅「 … 時々 怖いね ッ ん … 」
まだ中学生の大毅には
きっと荷が重すぎてん。
大毅「 Aッッ … 助けて … 」
『 任せときや 』
君の笑顔は私が守るからね
だから、今は
辛いこと全部 涙 と一緒に流しなよ。
『 大丈夫やで。 絶対に。』
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作者名:二宮あいちゃ | 作成日時:2015年3月6日 18時