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ewubns △ ページ11
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『 あの〜、そろそろ手離してくれません ?? 』
「 うわ〜、どさくさに紛れてずっと繋いでたんに〜、バレたか 笑 」
『 バレるに決まってるでしょ !! 』
「 ちぇ、しゃあなしやで？ 」
『 なんで上からやねん！』
自分から言ったのに離れていく温もりに
少し寂しいと思ってしまう 。
きっとそれは寒いからであって
小瀧くんと手を繋いでいたかった訳ではない。
うんきっとそうや 。
そうやって
私はいつまで自分に嘘をつくのだろうか
もう
とっくに気付いてる筈の気持ち 。
それでも臆病者の私は
大毅のせいにして
また同じ失敗をするのが怖いんだ 。
「 風気持ちいいなあ 〜 」
『 そうやね 』
「 いい加減素直になれよ。」
ずるい私は小瀧くんの言葉も自分の気持ちも
気付いてないふりした。
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作者名：二宮あいちゃ | 作成日時：2015年3月6日 18時
