乙女の危機 ページ4
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大根(そう呼ぶ事にした )に連れてこられたのは
イケナイホテル♡
ではなく
貴「 … 私の家 ？ 」
そう 、紛れもなくそれは私の秘密の花園で
一応はアパートらしいんだけど
持ち前のボロさから住んでるのなんて私か
よっぽどの貧乏人だけ
あ 、でもそういえば
誰か隣に引っ越したって言ってたな
貴「 あんた何号室 」
望「 んー？ 202だけど 」
望「 あとあんたやなくて望な 」
じーざす !!!!! (
初対面の可憐な美しい女の子に
しししししししししょじょ … ///
なんて聞くやつだぜ ？
望「 あーれーまさか隣お前？ 」
望「 なんつって流石にそんな少女漫画みたいな 」
それがあるんだよ大根
望「 冗談だよな ？ 」
望「 何でこんな色気もくそもねえ奴が … 」
貴「 色気より食い気で何が悪い 」
貴「 てか隣ってこんな作りなんだ ー 」
男子にしては意外と整頓された部屋を見渡す
望「 白湯でいいー？ 」
貴「 誰がババアやねん 」
望「 ふはっ うそうそカ〇ピスでいい ？ 」
大根の質問に適当に頷く
貴「 なんか変なの 」
両手にカ〇ピスを持ちながらポカーンとする大根
やばその間抜け顔写メりたい (
貴「 なんかさ 、もっと良いとこ住んでるのかと思ってた 」
望「 まあ 、華やかしい顔やからな 」
貴「 ああ、今の要らないわ 笑 」
‘ まじかー ’ と言いながら項垂れる大根
ちょっと可愛いな って思ったり " ちょっと " ね！
貴「 あ 、そろそろ戻るわ 」
テレビの横にあったモノクロのデジタル時計を見れば
良い子は寝てる時間で慌てて帰り支度を済ませる
って言っても鞄持つだけやけど
望「 あさ7時な 」
貴「 は？ 」
望「 お前ん家7時に行くから 」
貴「 … ごめん何故 ？ 」
またまた惜しげもなく間抜け顔をする大根
くっそぉ … 写メってばら撒きてえ (
望「 いやいや 、お隣さんやで？ 」
貴「 … んで ?? 」
望「 一緒に行くに決まってるやん学校 ！」
貴「 決まってるの ？ 」
望「 決まってる ！」
何でそんなに必死なのかはわからないけど
別に予定も無いしokする
望「 じゃーなー ！ 」
(( .. 目覚ましかけよ ))
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作者名：二宮あいちゃ | 作成日時：2015年8月9日 19時
