乙女の危機 ページ2
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「 おっはよーん ！」
貴「 あ 、こっちゃんおはよう 」
ストレートの綺麗な髪を
これまた綺麗にポニーテールで纏めて
元気に挨拶してくれたのは
高校に入って仲良くなった高島小色ちゃん
可愛くて優しくて自慢の友達なの
平「 おはよおさん 」
貴「 あ 、しーちゃん ！ おはよう 」
こっちゃんと話してたら
幼馴染みの平野紫耀に話しかけられて
何時もの3人で教室に向かう
高「 あ、Aまえ ！」
こっちゃんの少し焦った声が聞こえる
貴「 え？ … っきゃ 」
平「 A大丈夫 ？！ 」
どうやら誰かにぶつかったらしい
腰に少々の痛みを抱えつつも
貴「 すみません ！ あのお怪我は … 」
礼儀として一応ぶつかった人に謝る
望「 ったぁ .. 唇切ったわ 」
貴「 うそ ！ 大丈夫ですか ？ 」
慌てて起き上がる
望「 ああ 、無理かもしんなーい 」
貴「 ふへ .. あのどうすれば ？ 」
望「 ちゅーしてや 」
貴「 はああ ？！ 」
望「 あ、その反応 処 女 やろきみ 笑 」
ブチン
頭の中で何かが切れた音がする
望「 … ん、ブチン ？ 」
貴「 さっきから黙って聞いてたらベラベラと 」
望「 別に黙ってなかったやん 」
貴「 うっさい ！」
貴「 ええ 、ええ
処 女 ですが何か？ 秘密の花園抱えてますが ？ 」
平「 あああ 、これはもう止めらんないや 」
高「 私らは先行くか ー 」
貴「 こちらとてなあ
運命の相手の為に必死で守っとんねじゃ ー ！
」
シーン
世間様が俗に言う ‘ 床ドン ’ をしながら熱弁する女の子
それを呆然とみあげる男の子
あれれ ？
あれれのれ ？
貴「 ふふふ 〜 」
貴「 あはは 〜 」
望「 何逃げようとしてんねん 」
笑いながら徐々に逃げちゃおうぜ！(ｷﾗﾝ
作戦見事に失敗
望「 君気に入ったわ 」
望「 覚悟しときーや ？ 」
ああ神様
私の平和を返して下さい
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作者名：二宮あいちゃ | 作成日時：2015年8月9日 19時
