◎：J 系 が あ る 。３

◎：プライド ページ17

◎
：




神宮寺side




去年は俺が慰める側だったのに



今年は俺が慰められる側になって




正直言って凄い悔しい 。




確かに練習に


出れない時も多かったけれど




それでも夏休みの


全てを尽くしたファンカッション 。




『 .. 勇太 』




名前を呼ばれて振り向けば



今日は出番の無いはずのAがいて




勇太「 何でいんの？ 」




『 ゆーたちゃんに胸を貸すため？ 』




勇太「 はっ、意味わかんね 」





本人は明るく振舞ってるつもりだろうが


明らかにそれは空元気で 。




そういえばA達も決勝に行けなかったんだっけ





『 ふふん 』


『 このA様が胸を貸してやろうではないか！』





Aの真っ赤に充血した笑顔をみたら


安心したのか


先程収まったばかりの


涙がまた零れそうになる 。





例えAでも


泣き顔を見られるのは


十代特有のプライドが許さないから




遠慮なくAの胸をかりる





勇太「 俺さ 、」


勇太「 いいチーム作れたのかな？ 」



『 できてたよ。』



勇太「 〜っでも 」



『 みんな笑顔だったじゃん 』


『 それが証拠でしょ？ 』




一人で“ 今のかっこいいよねきゃああ ”


なんて言ってるAをみて




思わず笑ってしまう



それにつられてAも笑ってて




スタ「 〜っ 、ずずっ ずびびっ 」




勇太「 え？ 」




Aと一緒に泣き声の元を辿れば


ガムシャラのカメラマンでお馴染み“花っち”がいて




『 あ、ガムシャラ今日カメラ入ってるの忘れてた 』




スタ「 薄々感じてましたよｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞ 」


スタ「 でもｸﾞﾋﾞいいのﾋｸﾞｯみれｳｳｳｳｳ 」




『 泣きすぎだし花っち (笑)』




スタ「 ｳｸﾞｸﾞｸﾞ ッッッ 」




『 もう全部とってくじゃん(笑)』





勇太「 花っち トレンド入りするんじゃないの(笑)」





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意味わかりませんね はい 。 (

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