雨は貴方の涙【 HIRANO.S 】 (ページ22)

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雨涙２１ページ22

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貴女side

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『 A … っ』

「しょ … っ」

見るからに高級そうなホテルの
紫耀くんが予約してくれたという部屋に入った瞬間
降ってくるキスの嵐についていきながら不安になる

紫耀くんの慣れた手付きに
そりゃあこんなイケメンが初めてな訳ないって
頭では理解してるのに

悲しくなる

『 Aどうしたん？怖い？』

「ちが … 」

『なんでもいって？』

「いいよ、重い女と思われるもん」

『どんなAでも俺は好きやで』

「 … っ、……るなって」

『え？』

「慣れてるなって … ！ / / 」

はんば投げやりで放った言葉に
少しの沈黙が流れる

流石に不安になって
俯いてた顔をあげると

『見んなや … / / / 』

「 … え」

そこには何故か顔を真っ赤にした紫耀くんが居て

『手貸して』
「ん？ … はい？」

言われたとおり手を紫耀くんの
手の上にのせる

『俺やって緊張くらいするわ』
『それと … 俺も初めてやから … ！ / / 』

紫耀くんの胸へと導かれた
手から伝わる心音に
紫耀くんも緊張してるんだと少し安心する

「優しくしてな」

『出来るだけ (笑)』

．

「んん … ！しょお … 」

『 A … 』

「んあ … あああ！」

「も、むり … っ」

『 … っ、俺も … 』

．

『綺麗やったで』

「 … / / … てか紫耀くん！」

「中に出したやろ？！」

『ええやろ～？』

「よくないわ！！」

『なあ、もう１回 … ええ？』

「 …っ、今日だけやで？！」

『んふふ、A好きやで！』

「 … っ / / 」

．

やっぱりpinkは難しい

書いててニヤケしまう ( )