雨涙２０ ページ21
．
貴女side
．
遂に待ちに待った日曜日
「 紫耀くん ！」
『 おお 、A ！』
久々に見る紫耀くんの私服はやっぱりかっこよくて
『 んふふ 〜 』
「 え？ なに ？ 」
『 んいや、やっぱAは可愛いなって(笑)』
「 んえ っ / / … 紫耀くんも 」
「 かか … か … かっこいいよ … / / 」
『 ぐぇ ！？ … ああ … りがとう / / 』
ぐぇ ってへんなこえ (笑)
『 何処行くか決めた ？ 』
「 うん！ 」
．
『 ここ ？ 』
「 うん！ 」
『 あ、これ着な寒いでしょ 』
「 ありがと、でもいいや 」
「 紫耀くんと手繋いでたらあったかいもん 」
『 でもこの季節に 』
『 “ 海 ” とはね(笑)』
「 うぅ。行きたかったんです … 」
『 よし！ かけっこしよ ！』
「 え？ … って待ってよ紫耀くん ！」
．
「 っくしゅん … ！！ 」
『 はあ っ くし … ！！ 』
「 寒いっすねえ 」
『 寒いっす 』
あのあと服のままひたすら水で遊んだ結果
二人とも見事にびしょぬれです (
『 ううぅ … さっむ 』
「 かえる ？ 」
『 それなんだけどさ … 』
「 んん？ 」
『 実は … ホテル予約してんねん 』
「 え … ？ 」
『 あ、いや ！ やっぱなんもない ！』
「 いいよ。いこ 」
『 … ほんまにいいん？ 』
「 うん。」
きっとそういう雰囲気なんだって
いくら恋愛に疎い私でもわかる 、
でも、私だって
紫耀くんが大事なんだ 。
私は紫耀くんの全てを知りたい
.
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作者名：二宮あいちゃ | 作成日時：2015年5月28日 20時
