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急に明日の出勤が早まった。
あさイチのお掃除をしてくれているパートさんの息子が夕方熱を出したらしい。
今日もいつものように一虎が来るので、早め早めに準備と片付けを済ませる。
ご飯を食べてゆっくりしているのはいいがいつも帰る時間になっても動き出さない一虎。
「今日泊まってっていい？」
「え。」
いつも突拍子もないことを言うが、下心とかじゃないのは分かる。急にどうしたんだろう。
「千冬の彼女がさぁ、泊まりに来てんだよね。」
オレ行くとこねーしさ…と続ける。
それなら仕方ないと思い了承し、私は明日早いので先にお風呂に入る。
一虎がお風呂に入っている間にリビングにお客さん用の布団を敷き、タンスの奥の方から男物のスウェットを出して脱衣所に置いておく。
その時に、一虎に先に寝ることを伝え寝室に行くと当たり前のように2匹がついてくる。
明日の準備をしているとガチャとお風呂のドアが開く音がしたから出たのだろう。
そろそろ寝ようと思い、ベットに入ると猫も布団の上に乗りウロウロとベストポジションを探し始める。
心地いい重さを感じながら意識を手放そうとした時、急に重みがなくなり今度はもぞもぞと大きななにかが入ってきた。
ん？？
「どうしたの？リビングに布団敷いてあったでしょ？」
大きななにかもとい一虎に話しかける。
「オレ一人で寝れねーもん。」
中学の時もそうだったじゃんと続けられても、もういい大人同士なのだ。
でも、反論するのもめんどくさく、そう…。とだけ言って寝ようとしたら一虎の腕が体に巻きついてきた。
その時に感じた異変。
「ねぇ！なんで服きてないの!?」
用意してあったよね？と聞き返しても無言を貫く一虎。
もう眠いしいいやと思って目を閉じる。
「あれ元彼のだろ。」
あぁ。そんなことか。
「元彼のために買ったけど貸す前に別れたから誰も使ってないよ。」
そう伝えるとあっそ。とだけ返ってきて服を着に戻る様子もない。
ほんとに眠いしめんどくさくなってきた。
なんでもいいやと思い目を瞑ってもより強く抱きしめられて、心臓はうるさい。
しかも同じシャンプーの匂いしてなんか落ち着かない。
私は明日早いんだからとにかく寝かせてくれ。
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聖 - 続きが待てません、文章の書き方やストーリー、全部大好きです！ (2021年9月24日 19時) (
レス) @page11 id: ea329b45b5 (このIDを非表示/違反報告)
ロキロカ - 私一虎君が大好きなんです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月6日 10時) (レス) id: b7f1a55b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みちゃ | 作成日時：2021年8月5日 4時
