変えてくれたのはやっぱりあなた 2 (ページ12)

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お母さんページ12

真っ白な壁

真っ白な天井

ここは、、、

何も置いてない真っ白な部屋

扉もなければ、窓もない。

『ここから出して！』

そう叫んでみた。

何も返事はない。

のに、、、

祖母「Aちゃん。きたんだね～」

祖父「ようきたね～」

いつの間にか、おじいちゃんとおばあちゃんがいた。

『おばあちゃん！おじいちゃん！ここはどこ？どうやって出るの？』

つい最近、おばあちゃんとおじいちゃんが亡くなって、私の家族はいなくなった。

祖父「ここからは出れないんだよ。」

『私はここから出たい！彼らが待ってるの！
私には関ジャニ∞が必要なの(泣)ここから出して、、、』

祖母「Aちゃんはいい人に恵まれたね～。
おばあちゃんは嬉しいよ。」

『どうやったら出れるの？ねぇ。お願いだからここから出して、、、』

ただただ、この真っ白な部屋から出ることだけを祈った。

「あなたに必要なものは？」

『誰？？』

「あなたのお母さんよ。」

『お、、、かあさん？』

祖母「美菜子ちゃん、久しぶりやね～」

美「お母さん、ごめんね？Aのこと、ありがとう。」

『そんなことより！！私は帰りたい！まだやり残したことがいっぱいあるの！』

美「あなたが必要としている人たちも、同じことを思ってると、ここから出れるわ。」

『じゃあ、関ジャニ∞のみんなが私を必要としてなかったら出れないってこと？』

美「そう。でも、あなたが願っていれば大丈夫かもね。」

『そんな、、、』

まだ、関ジャニ∞のみんなにもお礼言えてない。

ミカにも会えてない。

やり残したことはいっぱいある。

だから、まだ死ぬわけにはいかない。