どうしても欲しい ページ19
3人でデパートの中を歩いていると、涼太が興味深そうにずっと他のところを見ている
「まま、あっち…！」
『ん？あっち行きたいの？』
「うん、！」
私の手をぐいぐいと引いて涼太が向かった先はおもちゃ屋さん
「りょた、これほしい…」
そういって涼太が手にしたのは女の子用のおもちゃのアクセサリーセット
中には可愛らしいキラキラとしたリングなどが入っている
『これがいいの？
他のカッコいいやつもあるよ？』
「ううん、これっ、」
「涼太、これはまた今度にしよう？
また来た時に買ってやるから」
「……うん、…」
涼太は一瞬残念そうな顔をしたけど、大人しくまた私達のの手を取って歩き出した
その後も涼太はずっと私たちの隣にいて、
「今日の夜ご飯どうしようか」なんて2人で呑気に話しながらデパート内のスーパーに入った
しばらく買い物を済ませた後、ふと隣を見ると隣にいたはずの涼太が居ないことに気がつく
『れ、玲於っ…！涼太がいない！！』
「っは…！？さっきまで隣にいたはず…
俺は向こう探してくるからAはあっち探してきて！」
『う、うんっ…みつけたらお互いすぐ連絡ね』
冷や汗が背中を伝うのがわかる
『涼太、どこいるのっ…！？』
たくさん走り回って探したがなかなか涼太は見つからない
やみくもに探しててもきっと涼太は見つからない
どこか心当たりある所を探さなきゃ
そのとき一つの場所が頭に浮かんだ
おもちゃ屋さんだ！
急いで私はおもちゃ屋さんへ向かって走り出した
おもちゃ屋さんに近づくにつれ、見覚えのある小さな背中が一つ
『涼太っ！やっとみつけたっ、沢山心配したんだよ…！あんなに手を離しちゃダメって言ったのに…』
私が大きな声を出したことに涼太はびっくりし、泣き出してしまった
「ごめんなさい…ｸﾞｽﾝｯ、でも、これっ…」
泣きながら涼太が差し出したものはさっき涼太が欲しがっていた女の子用のアクセサリーセット
『そんなにこれが欲しかったの…？』
「うんっ…これがいいの、」
何でもすぐにかい与えるのは良くないと思ったけど、
普段あんまり我儘を言わない涼太のことだから相当欲しいんだろうと思い買ってあげることにした
無事にその後玲於にも合流することが出来た
私達は今度はしっかりと涼太の手を2人で握り、
また買い物を再開し必要なものも買い揃え
何とか私たちは家へ無事に帰ってきた
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KOKOA(プロフ) - こちらこそいつも楽しみに読まして貰っています！これからも、たくさん書いてください！ (2020年4月19日 14時) (
レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - KOKOAさん» わ、、本当でした泣 すぐに修正しました。ありがとうございます！( ; ; ) (2020年4月19日 14時) (レス) id: eef90e60b7 (このIDを非表示/違反報告)
KOKOA(プロフ) - 彩りの悪いお弁当の最後らへんです！ (2020年4月19日 14時) (レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - KOKOAさん» ご指摘ありがとうございます、すみませんどこのお話か教えてもらってもよろしいでしょうか？（ ; ; ） (2020年4月19日 13時) (レス) id: eef90e60b7 (このIDを非表示/違反報告)
KOKOA(プロフ) - 涼太なのに、亮太になってます！（一つだけ） (2020年4月19日 7時) (レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年4月14日 3時
