天使との通学電車。４ 〜Yuri.C〜

６駅目 Yuri side ページ6

美桜｢いらっしゃいませ！｣




侑李｢どうも｣







最近、Aとのデートを断ってるのは、理由がある。




それは、どうやってサプライズをお店の人に頼むか、悩んでいるからだ。




半年記念日、どうせならとことんAを喜ばせたい。


だから、サプライズをしたいんだけど、人見知りな僕はどうもまだ上手く店員さんと話せてない。







もちろんAに会いたいけど、ちゃんと店員さんにお願いしないと、このサプライズは成功しない。




うん、今日こそは、お願いするんだ！





美桜｢いつもありがとうございます！今日のおすすめはカルボナーラです！｣



侑李｢あ、じゃあそれでお願いします。｣



美桜｢かしこまりました！｣







僕が来る度に、毎回接客をしてくれるあの子に頼めばいいんだけど、どうしよう。




突然こんな事頼んでもいいのかな？




どうしたら、上手く頼めるのか、また悶々と考え込んでいた。




美桜｢お待たせ致しました！カルボナーラでございます！｣



侑李｢あ、ありがとうございます。｣






今日もあの子のおすすめを頼む。やっぱり店員さんのおすすめが1番いいから！




カルボナーラを食べながら、どのタイミングで頼もうか、また悶々と考える。




何かいい方法はないだろうか？じゃないとまた、今日も言えなくなってしまう。

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