16駅目 ページ16
8時3分の最寄り駅。
毎日毎日、侑李に会いたくて、ずっと乗っていたあの電車。
今日からはもう、あの電車には乗らない。
一本後の電車に乗ることにしたんだ。
涼介「A」
後ろから声をかけてくるのは涼介。
「おはよう、涼介」
電車の時間をずらしてしまったら、違う学校の私たちは会うことは無い。
涼介「おはよ、じゃあ、行くか。」
いつもの電車を見送って、次の電車に乗り込んだ。
この時間の電車は、いつもの電車よりも人が多い。
涼介が私の前に立って、周りから守ってくれている。
「ありがと……」
涼介「別に、ほらここ捕まって。」
涼介は優しい。
さりげなくいつも、私を助けてくれる。
涼介「きつくない?」
こんな私を気遣ってくれて、
涼介「あとちょっとだから、我慢して」
守ってくれている。
この人を好きになる努力をしよう。
私をずっと想ってくれてた涼介を、大事にしたい。
まだ、侑李の事は忘れられないけど、涼介だけを見れるように、頑張るから。
だから今は、彼の優しさに甘えさせて欲しかった。
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JUMPらぶ - 本当に面白くて…。忙しいとは思いますが、更新待ってます!! (2017年4月21日 21時) (レス) id: 95060cc72f (このIDを非表示/違反報告)
いのりんご - 感動&キュンキュンしながら読んでます!続きとても気になってます!更新頑張って下さい! (2017年4月10日 0時) (レス) id: f8979910d0 (このIDを非表示/違反報告)
まふ - この作品感動するお話で本当に大好きです。更新頑張ってください!応援してます! (2017年2月10日 0時) (レス) id: d0bb2420ce (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 感動です!侑李が記憶が無いところから涙が……最高です! (2017年1月12日 2時) (レス) id: 1d0c23a4ba (このIDを非表示/違反報告)
かなかな - お帰りなさい!これからも頑張ってください! (2016年12月18日 21時) (レス) id: eb3d5bc906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:re | 作成日時:2016年9月24日 20時