天使との通学電車。４ 〜Yuri.C〜

１４駅目 Yuri side ページ14

サプライズもお願い出来たし、やっとAとゆっくり会える！！




そう思うと、自然と笑みが零れて、気分が上がる。







侑李｢ふふーん、ふーん♪｣




機嫌よく鼻歌交じりに帰り道を歩く。







Aはどんな顔を見せてくれるのかな？




どんな風に、喜んでくれる？






期待と幸せでいっぱいになる。







侑李｢そうだ！Aを誘わないと！｣




半年記念日まであと３週間。



Aの予定が決まってしまったら、台無しになってしまうから、早めに誘わないと！





そう思ってスマホを取り出すと、丁度彼女からのLINEが入っていた。




内容を確認してみると、それは衝撃的な一言。







『侑李、別れよう』








………………え？






急に、なんで？




上手く思考が回らない。


意味がわからないよ。






侑李｢A……？｣





何度も何度も電話をかけたけど、一向に出てくれない。




どうしてなの？




一体彼女に、何があったの？









Aに嫌われるような、思い当たることは何も無い。




いつだって、僕の事を好きだって言ってくれる彼女は、ずっと幸せそうに笑ってたんだ。





僕の隣で。





なのに、どうして突然いなくなろうとするの？

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