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…
紫耀くんの話を聞いてから結構経ったけど、あれからフードくんとは会えていない。
その分、岸先輩は相変わらず毎日サークルに誘ってくるし、同じような日常を過ごしていた。
またなんとなく大学へ向かう道を歩いていると、
｢あっ｣
前を歩いていたのは、久しぶりに見かけたフードくん。
もう夏だと言うのに、相変わらず黒いパーカーを着ている。
でも、さすがに暑いのか、フードを被っていなくて柔らかそうな黒髪が風に靡いていた。
声をかけようか少し悩んでいると、こちらの視線に気づいたのが、フードくんは後ろを振り返ってきた。
そのまま無視されるかと思いきや、そのままじっと見つめられて、
廉｢何してんねん｣
とガンを飛ばされた。
｢…いや、大学に向かってるだけだけど｣
年下のくせに、相変わらず生意気だ。
なんて思っていると、
廉｢あの、さ｣
今度はもごもごと何かを呟いている。
なんだ？って不思議に思えば、
廉｢こないだは悪かったわ｣
｢へ？｣
廉｢手。俺の事支えようとしてくれたのに、振り払ってしもたやろ。｣
驚いた。まさかずっと気にしてくれてたなんて思ってなかったから。
廉｢…まぁ、そういうことやから。じゃあな｣
そのまま歩いて行こうするフードくんに、思わず駆け寄って、
｢行き先は同じだから、せっかくなら一緒に行かない？｣
なんて声をかけてしまった。
フードくんも驚いてるみたいだけど、自分の行動に1番驚いているのは私自身だ。
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re(プロフ) - のんこさん» お返事が遅くなってごめんなさい(；＿；)楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (2019年5月21日 9時) (
レス) id: 7eeffdd395 (このIDを非表示/違反報告)
のんこ(プロフ) - はじめまして。すっごく面白くて声出して笑いながら読んでしまいました。続き楽しみに待ってます！ (2019年4月8日 0時) (レス) id: 0d216a52c4 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - れくさん» ありがとうございます！亀更新ですが、頑張りたいと思います(；；) (2019年4月4日 21時) (レス) id: cdf8b88723 (このIDを非表示/違反報告)
れく - すごく面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 15時) (レス) id: b7eeef1b9a (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - Nextさん» ありがとうございます！ゆっくり頑張ります◎ (2019年4月2日 21時) (レス) id: cdf8b88723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re
| 作成日時：2019年4月2日 1時
