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毎日 ページ46









重岡side






「Aー、今日も来たでー?」




返事は…ない。



そりゃそうや、Aはまだ目を覚ましてないんやから。




あの日からもう1か月も経った。


全員で来るのは迷惑だから、数人に分けて来てる。



俺は欠かさず毎日来てるけど、目を覚ます気配はない。






今日は神ちゃんと来とるんやけど、





緑「…あの時の女の子がまさかAやったなんて、思いもせんかった。」


「うん、そやなぁ。」


緑「初めて会った時、なんか初めてじゃない気がしとってん。」


「うん、俺も。」






Aと初めて会った時の事を思い出してた。



最初、社長室から出てきたAとぶつかったんよな。




で、そん時なんか分からんけど引き止めて名前聞いてて。


無意識やったから、俺もよう分からんくて。





けど、今やったら分かる。



Aを受け入れようと思った理由も、あの時感じた懐かしさも。







Aは、俺の元気の源やったから。


Aのおかげでこの仕事頑張ろって思えたから。








「…Aには感謝してもしきれへん。


あの笑顔があったから、今俺はここに居れてる。



許して、なんて言わんからお願い…





目を覚ましてや…」









Aの目を見て『ありがとう』って言いたい。



『ごめん』って言いたい。








ピクッ









緑「A?なぁシゲ、今Aの手動いた!」


「A?…A!?」







ゆっくりと瞼が上がる。



まだ焦点の合わない目が右へ左へ動く。





そして、俺らをしっかり捉えて







あ「……シ、ゲと…神ちゃ、ん…?」






もともとハスキーな声がさらに掠れてて、でも俺らの名前を呼んでくれた。



驚きのあまり声が出んくて、




こうゆうのって、ドラマでよくあるやつやん。


現実でもこんな事あるんや、って呑気な事考えとった。








緑「…ゲっ!…シゲっ!!」


「んぇっ!?何!?」


緑「俺、みんなに連絡して来るから。シゲここおってな。」


「え、あ、おん。分かった…?」


あ「フハッ、」


「え?」


あ「え、あ…ごめん。」


「…A。」


あ「…………」


「っほんまにごめんッ!!!」


あ「え…?」

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あお - 何万回だって1のパスワード教えてください! (2019年12月2日 21時) (レス) id: 6f325c60dd (このIDを非表示/違反報告)
神重望 - 何万回だって1のパスワード教えて下さい (2019年6月15日 21時) (レス) id: 969017711e (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - はい! (2018年11月3日 23時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
桜雫(プロフ) - rainbowさん» ありがとうございます!次の作品でもよろしくお願いします。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 275aebb6d1 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 完結おめでとうございます!!最後は、とっても感動しました。仲間の大切さが改めて分かるような、ステキな作品でした。これからも、他の作品など、頑張ってください (2018年11月3日 23時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雫 | 作成日時:2018年7月31日 21時

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