不明瞭 ページ36
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流星side
Aが救急車で運ばれたのが、数分前。
淳太くん達にはある人と話したいから、と言ってある。
それにしても、
やっぱりそうやったか。
薄々、気付いてはいたんよ。
確信ではなかったから、言わんかったけど。
白「ただ、認めたくなかったの…!
やっぱり、私は7人のWESTが好きだったから…」
桃「唯は、俺らのファンやったん…?」
白「…そうじゃなきゃ、こんな事しないでしょ?」
なぁ、なんでAばっかり苦しめんの?
Aは嫌という程苦しんできたのに、まだこれ以上しんどい思いさせるん?
白「…っ本当に、ごめんなさいッ、」
「……や、…って、………やろ…」
赤「流星?」
「謝って済む問題とちゃうやろ。
もし、これでAが死んでもうたらどうするん。」
桃「死ぬとか…!そんな、」
「…今さっき淳太からメール来たけど、A喘息持ちやったらしくて。
目ぇ覚ますか分からんって。」
緑「え……」
もう2度と目を覚まさへんかもしれへん。
そんくらい、Aの身体は限界を超えてたんや。
でも、Aをそうしたのは俺ら。
「…とりあえず、病院行こ。続きはそれからや。」
必死に冷静を装うけど、心はもうどうにかなりそうで。
今度こそ、本当にAがいなくなってしまいそうで怖くて仕方なかった。
"大切なモノほど失ってから気付く"
そんな言葉をよく聞くけど、その通りや。
いつもどこかで、Aは大丈夫やって思ってた。
これからも8人で居れると思ってた。
そんな確証、どこにもないのに。
俺はどうすれば良かった?
あん時引き留めとったら、こんな事にはならんかった?
もう分からへんわ…
なぁ、
またあん時みたいな思いをせんとあかんの?
Aも、俺も。
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あお - 何万回だって1のパスワード教えてください! (2019年12月2日 21時) (レス) id: 6f325c60dd (このIDを非表示/違反報告)
神重望 - 何万回だって1のパスワード教えて下さい (2019年6月15日 21時) (レス) id: 969017711e (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - はい! (2018年11月3日 23時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
桜雫(プロフ) - rainbowさん» ありがとうございます!次の作品でもよろしくお願いします。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 275aebb6d1 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 完結おめでとうございます!!最後は、とっても感動しました。仲間の大切さが改めて分かるような、ステキな作品でした。これからも、他の作品など、頑張ってください (2018年11月3日 23時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雫 | 作成日時:2018年7月31日 21時