【赤】純情を売りにしています【男主】 (ページ7)

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きっとダイキは、オレのことが好きなんやと思う。

この歳で好きってもう似合わないような気がするけど。

ちょっとオレらには可愛すぎる表現な気がするわ。

なんとなく、解るやん。
関係性が近ければ近いほど、相手の考えてることなんて。
何年前からかとかそういうのまでは分からんけど。

ダイキの視線が、他の人とは違ったものやなってときどき思う。

ダイキのオレを見る目は、家族でも仲間でもなく、なにか別のカテゴリにいる。

恋とも違う、いびつな感情。
愛、とかでもない。

それはたぶん、オレのせい。

『いいですねー、深見さん。オッケーです』

「おおきにですー。今日は目覚めが良かったからか調子ええな」

濵「朝からやのに珍し〜、なんかしたん？」

「ダイキが起こしてくれてん」

濵「えー、シゲちゃんが？」

「そう。チョー健やかに起きれた」

こんな欲にまみれたオレやのうて、美人で素直な女優さんとかと仲良うなったらええのにな。

なんでオレ。他におったやろ。

…オレじゃないとあかんとか言うてくれたりするかな。

そんなん想像できひんな、笑