【赤】純情を売りにしています【男主】 (ページ31)

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最近、ダイキが異様に可愛く見える。

オレらに悪戯をしてニヤニヤ笑っている姿も、
静かに作曲をこなしている真面目な姿も、
オレの隣で気まずそうに、でも安心し切った顔で座る姿も。

今まで何を見てたんやってくらい、見えるものが違った。
あれか？君という存在が現れた瞬間、モノクロだったボクの世界はカラフルに色付いたんだ！的な？

柄でもねぇな。

重「なんかさ、ほんま。夢みたいやわ。」

「ゆめー？」

重「ずっとAと俺はマブダチで止まると思ってたから。

思ういうか、もうそういう運命なんやって受け入れてたから…

起きて、すまんがお前の妄想なんですわー、ザンネン夢でした！ってあると思うねん」

「夢にせんといてや、笑

オレらはふたりでこうして、隣どうしでおれてるやん」

なんか、こういう気持ち初めてで。

初恋すらもまともに覚えてないオレが、フツーに恋愛してる。

変な感じ。
オレのほうこそ、夢の世界みたいやし。

重「…そやな。

お前とおると、なんか疲れ取れるわ」

「濵田みたいにマイナスイオン出てるかな〜」

重「あほ、出てるんはそのゆるっゆるな表情だけや

でも……ほんま、ありがとーな」