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「そんなにオレの告白信じられへん？…勇気出したんやけどなぁ」
重「なんか、驚きすぎて…」
「どんなイメージ持たれてるんオレ」
俺を抱きしめながら耳の横で、ハハッと軽く笑う。
いや、冗談やと思うやろ。
いつもいつも、知ってるくせに知らんふりしてどこかに行ってしまうのに。
いま、俺の腕の中にいるなんて。
「オレも正直、混乱してるよ。
何言ってんねやろなぁ、って。うん。
でもなんか、オマエが好きや。面倒なこととか、一旦置いといて」
重「それ何回も言うな…あほ」
そんな好き好き言われると流石に顔も赤くなってしまう。
「ダイキは、好きやないん」
また、そんなわかりきった質問をするお前は、相当なドSだ。
重「好き、に…決まっとるやんけ」
「…ならよかった」
満足そうに俺の背中を優しくて叩いたあと、Aは俺から離れてふんわり微笑んだ。
「ダイキ、オレの彼氏！」
Aはいたずらっ子みたいに俺を指差す。
重「はぁ？」
「だってそうやん」
重「せやけど…」
「だいじょーぶ。誰にも言わんて。オレそんな口軽くないし」
重「いや、軽いやん。一円玉くらい軽い」
「はぁー？オレを誰だと思ってんの」
重「ほんとか分からん話を吹聴するのが恐ろしいほど早い男」
「あらー、悪名やね」
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作者名：ひるた | 作成日時：2023年7月2日 0時
