検索窓
今日:12 hit、昨日:19 hit、合計:15,285 hit

よーい、アクション! ページ20

重「あれ?今日はおるんや。野菜炒め作り置きしたろ思ってたんやけど」



「気分転換〜。野菜炒めええなー、食べたい!」



重「おるんやったら自分で作ってくれや」



「やーだ。ダイキのご飯がええねん」



軽くため息をつかれ、しゃーないなーと笑われる。



あの一件があってからも、ダイキはオレん家に通ってくれている。
気持ちちょっと遠慮がちになったかな、ってくらい。



こんな恋人もどきみたいな会話して、オレら何したいんかな?笑
…とか言っちゃいけない?オレ分かんないからやめとく。



重「Aはさ、俺がここにいて何も思わへんの?」



「…え?ダイキがおってくれたら安心するし、ありがたいかな」



重「それってさ、俺はおらんくてもええってこと?」



「それは、ちゃうよ」



一瞬、空気がピリつく。
のろまなオレはなぜそうなったか分からずにいる。
…えと、変なこと言ったかなオレ。



「ダイキはここにおるのが当たり前やから、今おらんくなったらオレ寂しなると思う、うん」



重「そんだけ?」



「せやからー、ダイキはおってもらなあかん」



重「…そか」



あ 照れたな、ダイキ。耳赤なってんで。



「ダイキには深見家の家政夫さんでおってもらわんと♪」



重「アホ言うな」



依存してるな、とつくづく思う。
これがダイキのためになるんならいくらでもそうしてやるけど。



やっぱり、好きとは違うなと思う。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひるた | 作成日時:2023年7月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。