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好きバレ、ねぇ…
さっきの収録で出た言葉が妙に引っかかる。
今の学生の間では好きバレってよく使われる単語なん？
オレ初めて聞いたんやけど、笑
使い勝手のいい言葉やね、そう、今のオレらみたいな…
これ考えるのやめよかな、なんか無意味なような気がしてきた。
いやぁ、でもちゃんと考えな淳くんと流星に怒られてまうか。
「も〜〜〜どしたらいいんよぉ〜〜〜」
小「どしたん？」
「うおっ、のんちゃん」
たまたま同じフロアにいたらしいのんちゃんがオレに声をかけてきた。
珍しっ、なんの収録してたんやろ。
小「またシゲ？」
「またってなんよ、なんの"また"よ」
小「やっていつもそこ仲ええのに最近変な距離あるやん、さてはなんかあったんやろ」
「よく分かるねぇ、のんちゃんはほんまよく人を視てるわ」
流星に話したときと同じく、事の顛末を話した。
持ちかけたオレが悪いんやけどさ、こんなことなるって思ってなかったから…焦ったな、あんとき。
小「…そばに居てほしいんやから、そばに居てやればええんやない？」
「えぇそれだけ？」
小「シゲはそうせんとあかんのやろ？じゃあそれでええやん」
「なんとまあ…」
簡潔な方ですこと。
もっと流星に言われたみたいに批判されると思ってたわ。
りゅーせー、こいつが一番残酷かもしれへんわ。逮捕したって。
小「いずれシゲからアクション起こしてくるでしょ」
「え、襲われる的な？」
小「それはどちらかというと色んな限界が来たとき」
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作者名：ひるた | 作成日時：2023年7月2日 0時
