百二十三時限目 ページ34
その後、私達はカエデと別れて、駅を降り、それぞれの家へと向かう。
渚と私の家は、近所同士なのだ。
「はぁ？誕生日ィ？」
「うん。ほらさっきAも見たでしょ？カルマ君が不機嫌気味だったのを。
それはきっと、茅野が言ってた「クリスマスで連想するもの」をAに自分の誕生日って言って欲しかったんだよ。
実際、欲しいと思うしね」
「…いや、欲しいのは分かるけど、なんでウチ？渚でよくね？渚が一番彼奴と仲良いじゃん」
「い、いや、そう言う問題じゃなくて…
うぅっ、な…てど…ん…だ」
「あ？なんか言った？」
「うっ、ううん！なんにも言ってないよ‼
…話戻すけど、僕なんかにもらっても、きっと嬉しくないよ。
とりあえず、プレゼントぐらい買っておいたらどうかな？」
「だから、なんでウチなの？第一ウチ、彼奴の好きなもの…」
煮オレだ。
それしかないな。
「煮オレセットでも買っとくか」
「絶対ダメ！」
速攻でダメ出し食らった。なんで？
カルマの好きなもの、ホント煮オレくらいしか知らないんだけど。
「もうちょっと心のこもったものあげようよ！」
「十分こもってますけど！」
ていうかなんなのお前。誕生日なんだからなんでも良いじゃん。
「良くないよ。っていうか誕生日なんだからって、どれだけ誕生日大事じゃないんだよ‼
…でも、僕もあまり分からない。カルマ君の好きなもの。
…ゲーム？」
「やだ。高い」
「…う。えぇっとあとは…なんだろ！」
「もう煮オレでいーよ！」
「ダメだよ！」
ん〜、もう赤髪の野郎、複雑すぎて分からん。
「あっ、Aの家着いちゃった」
そう言われて、ハッと気がつくと、目の前に私の家、でかい一軒家がデーンとそびえ立っていた。
「本当にAの家って、大きいよね」
「話逸れてるぞ」
「あっ、そうだね。とにかく、何かカルマ君にプレゼントしてあげて」
「何かってなんだよ？っていうかどうしてそこまでウチに凝ったものあげさせようとするんだよ？」
「きっと喜ぶよ！」
「あっ、おい渚ッ‼」
じゃあねッ‼、そう笑って渚は行ってしまった。
プレゼントしてあげてという名の強制。
困ったなぁ…
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グミ(プロフ) - ありがとう！頑張ります…！ (2018年12月20日 5時) (
レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人スタッフ(プロフ) - 星の数を間違えたかもしんないw ☆10の面白さでした！ これからも無理のない程度でがんばってね！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: 9cddea12c8 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - グミさん» いえいえ。 はい、私の作品の題名は、暗殺教室 心を閉ざした双子の姉妹 と言います。 私の作品で感想もお願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ＊メロン＊さん» 読んでくださりありがとうございます！是非お願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - とても面白いです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 私も暗殺教室が好きで作品を１つですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年11月25日 16時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2018年11月10日 6時
