百八時限目 ページ19
「うお、マジかよ殺せんせー！」
吉田が嬉々として殺せんせーの手作りバイクを眺める。
「…何してんだよ吉田」
「あ、寺坂。
い、いやぁ…この前、こいつとバイクの話で盛り上がっちまってよ。うちの学校、こーいうの興味ある奴いねーから」
「ヌルフフフ、先生は漢の中の漢。この手の趣味もこひととおり齧っています。
しかもこのバイク最高速度…」
あ、なんか漢の話になって来た。私には何も分からない。
すると突然、寺坂はバイクを蹴り落とした。
自信作(？)だったバイクを壊されて、殺せんせーは泣いている。
本当に漢か？
案の定、ブーイングが起きた。
「…てめーらブンブンうるせーな、虫みたいに。駆除してやるよ」
寺坂は殺虫剤『べんじょ虫キラー』を放り投げた。
缶には切り込みが入っていて、カァンと音を立てて地面に着地した途端、中身を撒き散らした。
「寺坂君‼ヤンチャするにも限度ってものが…」
殺せんせーは寺坂の肩に手を置くが、寺坂は「さわんじゃねーよ、モンスター」とそれを振り払った。
「気持ちわりーんだよ、テメーも、モンスターに操られて仲良しこよしのＥ組も」
その言葉に、教室はしんと静まり返った。
「何がそんなに嫌なのかねぇ…」
沈黙を破ったのは、カルマだ。
「気に入らないなら殺しゃいいじゃん。せっかくそれが許可されてる教室なのに」
寺坂はそれに腹を立てたらしく、「何だカルマ」とズンズンと近づいていった。
「テメー俺にケンカ売ってんのか。上等だよ、だいたいテメーは最初から…」
ガシッ
最後まで言わせず、カルマは片手で寺坂の口を塞いだ。
「ダメだってば、寺坂。ケンカするなら口より先に手ェ出さなきゃ」
カルマは手に力を込める。
それに怯んだのか、「放せ‼くだらねー‼」と寺坂はカルマを振り払った。
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グミ(プロフ) - ありがとう！頑張ります…！ (2018年12月20日 5時) (
レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人スタッフ(プロフ) - 星の数を間違えたかもしんないw ☆10の面白さでした！ これからも無理のない程度でがんばってね！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: 9cddea12c8 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - グミさん» いえいえ。 はい、私の作品の題名は、暗殺教室 心を閉ざした双子の姉妹 と言います。 私の作品で感想もお願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ＊メロン＊さん» 読んでくださりありがとうございます！是非お願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - とても面白いです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 私も暗殺教室が好きで作品を１つですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年11月25日 16時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2018年11月10日 6時
