百時限目 ページ11
Ｅ-11side
「おまえの目も曇ったなァ、烏間。よりによってそんなチビを選ぶとは」
「渚君、鷹岡は素手対ナイフの闘い方も熟知している。全力で振らないとかすりもしないぞ」
「…はい」
「いいか、ナイフを当てるか寸止めすれば君の勝ち。君を素手で制圧すれば鷹岡の勝ち。
それが奴の決めたルールだ。
だが、君と奴の最大の違いはナイフの有無じゃない。わかるか？」
「…？」
僕は烏間先生の言う言葉の意味がよく分からなかった。
…暗殺が始まる。
「…さぁ、来い！」
鷹岡先生は身構えた。
『いいか、この勝負は「戦闘」だ。目的が見せしめだからだ。
二度と皆を逆らえなくするには…攻防ともに自分の強さを見せつける必要がある。
対して君は「暗殺」だ。強さを示す必要もなく、ただ一回当てればいい。
そこに君の勝機がある。
奴は君にしばらくの間好きに攻撃させるだろう。それを見切って戦闘技術を誇示してから、じわじわと君を嬲りにかかるはずだ。
つまり、反撃の来ない最初の数撃が最大のチャンス。
君ならそこを突けると俺は思う』
…僕は、本物のナイフを手にどう動けばいいのか少し迷って、烏間先生のアドバイスを思い出した。
そうだ。闘って勝たなくていい。
＿＿殺せば勝ちなんだ＿＿
だから僕は、笑って、普通に歩いて近づいた。
通学路を歩くみたいに、普通に。
僕はナイフを鷹岡先生の首元に近づけた。
ここで初めて鷹岡先生は、気付いたみたいだ。
自分が殺されかけている事に。
鷹岡先生はギョッとして体制を崩した。
誰だって殺されかけたらギョッとする。
殺せんせーでもそうなんだから。
重心が後ろに偏っていたから、服を引っ張ったら転んだので、仕留めに行く。
正面からだと防がれるので、背後に回って確実に。
僕は鷹岡先生の首元にピタリとナイフを当てた。
「捕まえた」
皆が僕のことを見ていた。
あ、あれ？もしかして…
「ひょっとして烏間先生、ミネ打ちじゃダメなんでしたっけ」
僕は半泣きで訴えるが、烏間先生は目を見開いたままだ。
何で？
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グミ(プロフ) - ありがとう！頑張ります…！ (2018年12月20日 5時) (
レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人スタッフ(プロフ) - 星の数を間違えたかもしんないw ☆10の面白さでした！ これからも無理のない程度でがんばってね！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: 9cddea12c8 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - グミさん» いえいえ。 はい、私の作品の題名は、暗殺教室 心を閉ざした双子の姉妹 と言います。 私の作品で感想もお願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ＊メロン＊さん» 読んでくださりありがとうございます！是非お願いします。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
＊メロン＊ - とても面白いです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 私も暗殺教室が好きで作品を１つですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年11月25日 16時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2018年11月10日 6時
