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#4 ページ7

「も〜ダメですよ〜!今ここは悪玉に襲われて、ちょー危険地帯になってるんだから…ん?」

こちらへ来る黒猫さんを追いかけて、とあるお嬢さんは入ってきた。

黒猫さんを持ち上げる彼女は私たちを見渡して、キョトンとした。

「なんだァこいつ?」

「今度はどんな悪玉?」

「アクダマリストに該当なし…?」

『では…ただの一般の方…ということになりますが?』

「えっ、えっいや私は、この猫さんを捕まえに…!…たこ焼き屋の人?」

お嬢さんは運び屋さんを見るなりそう言うので、医者さんは「あら、可愛いガールフレンド連れてるのね、運び屋さん?」と茶化し、「女連れの悪玉か!!」と喧嘩屋さんが便乗した。

「無関係だ」と運び屋さんは、目を丸くするお嬢さんに銃を向ける。

「…まァ、とりあえずぶっ殺すか」

ぐるぐると腕を回す喧嘩屋さんに、「えっ、」と振り向くお嬢さん。

「なんにせよ、人数は少ない方がいいですからね」

「へっ!?」

プラズマを纏ったドローンがお嬢さんの目の前にも現れる。

「若い子解剖するのは久しぶりね…」

「ッ!?」

『あぁ…人はなるべく殺めたくはないのですが…』

「ひっ!!??」

医者さんに続けて、私もお嬢さんに銃を向ける。一斉に標的にされたお嬢さんは、恐怖に顔を強ばらせた。

「……あ、ぁ…っ、…わ、…ゎたし…は…、

私は……

……詐欺師です」

震える声で、そう告げるお嬢さん。
ハッカー君は、眉をひそめて「詐欺師?」と聞き返した。

「…そ、そうです。…ァ、アクダマリストに乗ってないのも、私がリストを騙したからです!」

「マジかよ!すげェ!」

「まさか…そんな事は不可能なはず…」

『それは本当ですか…?』

まあでもなるほど、詐欺師は一般人に扮して騙すお仕事だから…一般人のような格好をしても不思議ではない。

「なるほど?じゃあアナタも、殺人鬼を狙ってきた商売敵って訳ね?」

「早速俺とケンカしよーぜ!」

「僕以上のハッキング…興味深い」

『お互いがんばりましょうね』

「えっ…!?」

「待て」

運び屋さんの目線はエレベーターに向いている。
エレベーターの到達フロアを示す針が、動いている。

「エレベーターは起動させたか」

「私は何もしてないわよ?」

「まさか…!僕のハッキングが解除されてる!」

チン、とエレベーターがこの階に止まり、ドアが空く…すると、中からは赤い光が。

……それは、私たちに向かってミサイルを発射してきた。

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作品ジャンル:アニメ
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ミサキ(プロフ) - アクダマドライブ大好きでこの作品があって嬉しいです。医者とか運び屋かっこいいですもんね (2020年12月12日 19時) (レス) id: 613864a219 (このIDを非表示/違反報告)
リコール以下略(プロフ) - 私も殺人鬼大好きです!更新頑張ってください! (2020年11月17日 17時) (レス) id: a04e254380 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - アクダマドライブ大好きなので、 小説作ってくれて本当に嬉しいです!主人公の性格も新鮮で好きです!!!私も殺人鬼や運び屋が大好きなので、更新頑張って下さい!! (2020年11月9日 18時) (レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおーれ - お仕事早いですね^^*好きです、更新待ってます!! (2020年10月23日 18時) (レス) id: 5067eaede6 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - 私も殺人鬼が大好きです!!更新楽しみにしています!! (2020年10月21日 21時) (レス) id: 53964121dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グミ | 作成日時:2020年10月18日 17時

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