SE7EN #1 ページ4
♡…
その夜、カンサイ警察署にて。
200m程離れた高い屋根のお家から警察署を観察する。
なんだか正面の方が騒がしかった。何事だろうかと、暗視ゴーグルをズームしてみると、何やら体の大きな男の方が警察署を奇襲していた。
あれは…喧嘩屋さん？どうしてここに…まさか、喧嘩屋さんも殺人鬼さんの救出に…？
だとしたら、他の悪玉さんも殺人鬼さんを狙いにやってくる可能性も充分にある。慎重に行かなきゃ。
まあでもとりあえず、喧嘩屋さんが表で騒いでくれているおかげで、こちらは目立たず行動することが出来る。喧嘩屋さんのおバカな行動に感謝だ。
ワイヤーを伝って裏から警察署に侵入する。
すると、もう警察の方に見つかってしまった。
「待て！！」
鬼の形相で私に向かってくる、十数人の警察のお方。そちらに私は、躊躇いもなく丸いフォルムの銃を向け、発砲する。額に弾が当たった、この中でもかなりガタイの良い方はすぐに白目を向いて倒れてしまった。
「…きっ、貴様ァァァ！！」
『ご安心ください、ただの麻酔銃です。1日経てば目を覚まします』
私はできるだけ人は殺したくないのだ。
それでも向かってくる彼らの威勢は本当に素晴らしいと思う。けれど…目的のためなら、手段は選べないタチですので。
『しばらく、お休み下さい』
そう呟いて、銃を乱射する。たくさんの方が倒れ伏し、辺りは静かになった。
そうこうして、やっと殺人鬼さんの牢に繋がるエレベーターの前に辿り着く。すると、今度はバイクだろうか、のエンジンがが唸る音、ドタドタと何かを殴っているような轟音…。
一応、隠れておいた方がいいだろう。
と、私は柱の上の方に捕まり、事をじっと見守る。
広間に、音もなくバイクに乗って現れた、…あれは、運び屋さんだろうか。
運び屋さんは現在地を確認している、すると、背後から「追いついたぜ、クソ野郎！」と、例の喧嘩屋さんが拳をぶつけて運び屋さんを睨みつける。
…これから、対決が始まるのだろうか？
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ミサキ(プロフ) - アクダマドライブ大好きでこの作品があって嬉しいです。医者とか運び屋かっこいいですもんね (2020年12月12日 19時) (
レス) id: 613864a219 (このIDを非表示/違反報告)
リコール以下略(プロフ) - 私も殺人鬼大好きです！更新頑張ってください！ (2020年11月17日 17時) (レス) id: a04e254380 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - アクダマドライブ大好きなので、 小説作ってくれて本当に嬉しいです！主人公の性格も新鮮で好きです！！！私も殺人鬼や運び屋が大好きなので、更新頑張って下さい！！ (2020年11月9日 18時) (レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおーれ - お仕事早いですね^^*好きです、更新待ってます！！ (2020年10月23日 18時) (レス) id: 5067eaede6 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - 私も殺人鬼が大好きです！！更新楽しみにしています！！ (2020年10月21日 21時) (レス) id: 53964121dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2020年10月18日 17時
