心配 ページ48
「今までは男子校だし、仕方ないと思って水に流していたけれど…今回ばかりは我慢できないよ。怪我沙汰になるのなら話は別だ！」
『だからって何もそこまで言わなくても…！』
「なんだい？その所為で結果的にキミは大怪我を負っているんじゃないか！」
憤慨するリドルは鮮やかな紅色の髪に負けないくらい、顔も怒りで赤く染まっている。
単なる捻挫だけだと言うのに、なぜそんなに怒っているのだろう。
もう次から気をつけるから、だからそんな酷いこと言わないで欲しい。
どうして君はそこまで…私のことがスキなの？
「…もう、嫌なんだ…。キミは優しいから、どんな人でも助けてしまう。
でもそのせいで、キミが傷ついてしまうのが嫌なんだ…」
怒声が響くと思えば、聞こえてきたのは消え入りそうな泣きそうな声。
え、とリドルの顔を見ると、その瞳には涙が溜まっていた。
な、泣いてる！？
もしかして。
リドルは私の事、ものすごく心配してくれてるんじゃ…？
だからあんなに怒ってくれた。だからあんな事まで言ってしまった。
「だからもう、他人のためにホイホイと自分の身を犠牲にするのはやめて。Aが階段から落ちたって聞いた時、ボク…心臓が止まるかと思って……ッ」
ひく、ひく、とリドルはしゃくりあげ、言葉にならない。それがどこか愛おしくて…私はその頭を撫でた。
『ごめん、ごめんね、リドル。もう私、二度とあんな無茶しない…
…ように心がけるよ』
「…も、もう二度と、しないで…でなければ、首をはねるよ…」
『モウ二度トシマセン』
「…言ったね？…約束だよ？」
うんうんうん、ともげるんじゃないかってくらい首を振る。
よろしい、とリドルは涙をふいて微笑んだ。
それから、リドルは私に付きっきりで看病してくれた。なんならトレイより。
どこに行くにも車椅子で押してってくれるし、包帯も変えてくれるし、ご飯もわざわざ持ってきてくれる。
おかげで大分足も動くようになり、自力で歩けるまでに回復した。
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グミ(プロフ) - レイラさん» いえいえ大丈夫ですよ！テスト中なのにわざわざご丁寧にありがとうございます…(´；ω；｀) (2020年6月3日 20時) (
レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - グミさん» どうぞお幸せに……！うちの子あげるよ！！(いらない)あ、テスト期間とかいう地獄のせいで返信遅れました……何度も遅れて申し訳ないです…… (2020年6月2日 20時) (レス) id: c964b0c7db (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» 怪我系ですね！了解しました！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - グミさん» いいんですか！？ありがとうございます！！重症は怪我系でよろしいでしょうか、、言葉足りなくてすみません！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 2b1854606a (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» リクエストありがとうございます！重症というのは風邪とか病系でよろしいでしょうか？良ければそれで書かせていただきます！そうですね、作者は花○さん大好き人間ですw同士がいて嬉しいです！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2020年5月4日 20時
