普通 ページ28
＿no-side＿
その少し前の時刻、リドル率いるハーツラビュル例の5人は学園長のところにいた。
「ふぅむ、誘拐ですか…。
…君たちの考えすぎじゃないですか？」
学園長から返ってきた返事はこれだった。
「いえ、本当なんです。さっきから連絡もつかないし、GPSが全く機能しない。
これは…誘拐です。間違いなく」
「GPSが機能しないのはおかしいですねぇ…」
「学園長までGPSの事スルーしてんぞ」
「もはやこれが普通なんだろうな」
「こんな普通やだわオレ」
「キミたちは一体何をさっきから喋っているの？」
「いえなんでも」
まあとにかく、もしそれが本当のことであれば大変です。と学園長は腕を組んだ。
「先生方にも協力してもらって、私達も情報を集めてみましょう」
「ありがとうございます。それと、後もうひとつよろしいでしょうか」
「？なんでしょう？」
「とりあえずGPSの場所まで行きたいので、外出許可をいただけないでしょうか」
…うーん、…と学園長は考え込む。
「別に構いませんが、もしまたロハンさんと同じような状況になったら…私も1教師として心配です、私優しいので」
優しいとかそういう問題ではないと思う。生徒のことを1番に考えるのは当然なのでは。と、誰もが思ったが、誰も口に出さなかった。
「ボクたちは大丈夫です。ですので、許可、して頂けますね？」
「ローズハートくん、君ホントにロハンさん大好きっ子ですね。少し落ち着きなさい」
「当然です。そしてAを誘拐した人物を一刻も早く考えうる限りの方法で殺すか拷問してやりたい」
「うっわ寮長えげつな…なんでもありませーん」
その発言から分かるように、リドルのその可愛らしい顔は憤怒で染まっていた。
もはやハイライトも入っていないその病んだような瞳に、エースは思わず本音を漏らすがそのままリドルのハイライトのない目で睨まれ、口を噤んだ。
「まあいいでしょう。ちゃんと帰ってきてくれさえすれば、私としても文句はありません。外出を許可しましょう」
「…！ありがとうございます！」
「さすが学園長！」
「でしょう？生徒の思いを一心に受け止める…ああ、私なんて優しいんでしょう！もっと褒めてくれてもいいんですよ？」
「それでは、行こうか。準備はいいね？」
「無視ですか酷くないですか？」
そうして一行は学園から出ることに成功した。
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グミ(プロフ) - レイラさん» いえいえ大丈夫ですよ！テスト中なのにわざわざご丁寧にありがとうございます…(´；ω；｀) (2020年6月3日 20時) (
レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - グミさん» どうぞお幸せに……！うちの子あげるよ！！(いらない)あ、テスト期間とかいう地獄のせいで返信遅れました……何度も遅れて申し訳ないです…… (2020年6月2日 20時) (レス) id: c964b0c7db (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» 怪我系ですね！了解しました！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - グミさん» いいんですか！？ありがとうございます！！重症は怪我系でよろしいでしょうか、、言葉足りなくてすみません！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 2b1854606a (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» リクエストありがとうございます！重症というのは風邪とか病系でよろしいでしょうか？良ければそれで書かせていただきます！そうですね、作者は花○さん大好き人間ですw同士がいて嬉しいです！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2020年5月4日 20時
