検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:32,526 hit

ページ2

冷たい。寒い。


死んでしまうとおもうほど、苦しい。


身体が重い。


…どうして私はこんなに息が切れているんだろう。



あぁ、そうだ。




家族が、大変なんだ。



早く、早く帰らないと。





見慣れた、私の家。




そこは、もう血塗れ。






ソレ特有の、鉄の臭い。





『…母さん、父さん!未弥!!!』

口の中はカラカラで、上手く声を出せない。

この光景、前にも見た事あるような。それも何回も。

なんだ、なんでだ。

どうして、誰が。

そんな短絡的な事しか考えられなくて、頭の中は真っ白で。

力なく項垂れた家族は、もう既に全員息をしていなかった。

『…うわぁぁぁあぁああっ!!!!!!!』

あぁ、知っている。

家族が死んで、こんな風に泣き叫んでいるガキを。

大分昔だったか、ごく最近か。

それはついさっき、思い出した。どうして私がこんな容姿なのか。
…こんな想いをしなければならなかったのか。

前世の記憶を。春雨にいた頃の記憶を。

私はあの時死んで、現在この大正時代に転生してしまっていたようだ。

弐→←零



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 鬼滅の刃 , 竈門炭治郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月16日 7時) (レス) @page6 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グミ | 作成日時:2020年1月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。