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#41 ページ42

「八霧さん!今日俺と近くにできたレストラン行きません!?」

『あ?』

ある日、ふと杉岡に言われたお誘い。つまりはそういうことだろう。

『ははぁ、デートのお誘いってヤツか?』

「デッ、!?ちがちが、違いますよ!!」

『何必死になってんだよ。いいぞ、今日五条いないし』

まあ後輩との付き合いも大事だよな、五条。一日だけだ、今日ばかりは、許せ。

そう思いながら返すと、杉岡の顔はぱぁぁっと花が咲いたように綻ぶ。

「マジっすか!!やったぁ!」

『ガキじゃないんだからそうはしゃぐな。金はどうする。割り勘でいいか?』

「いや、俺奢りますよ!この前結構給料入ったんで!」

『気前いいな』

そういうトコ嫌いじゃないぞ。

と飲んでいた缶コーヒーをゴミ箱に捨てると、杉岡は照れくさそうに頬を掻いた。



『美味かった。ご馳走様』

「いえ!これくらいなんてことないです!」

レストランを出て、会計を終えた杉岡に言うと、杉岡は微笑んでそう返した。

なんて事ない、夜の都会。
信号機の音、電車の音、人の騒音、全てが私達を溶かしていく。

その都会のど真ん中で、私は徐に紙袋を取り出した。驚いたようにそれを凝視する杉岡に、紙袋を差し出した。

『ホレ、誕プレ。誕生日おめでとう』

「……え、覚えててくれたんですか!?」

『ああ。開けてみろ』

紙袋を恐る恐る受け取って、爆発物でも扱うかのように慎重に開封する。


「_______腕時計だぁ!?これ俺が欲しかった奴!!」


『前言ってたからな』

「やった…!!え、マジでいいんですか…?」

『まぁ、誕プレだし。つけてみれば?』

「あ、はいっ…」

杉岡がつけた腕時計は、中々活かしてて似合っていた。それを誇らしそうに、まるでおもちゃを得た子供のようにはしゃぎ回る杉岡を私は必死に宥めた。

一先ず落ち着いて、杉岡は真っ直ぐ私を見つめてきた。

「八霧さん。俺、八霧さんが好きです」

『…ん?』

「ずっと前から好きだったんです」

かと思えば、急な告白。
え、展開急過ぎないか?

『いや、あの…?それって、Loveのほうか?』

「はい。likeじゃないです。Loveです」

『で、でも私五条と』

「分かってます」

どう返せば分からずに、でも浮気する訳には行かないから五条と付き合っているともう一度言おうとしたら、遮られた。

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グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» 出来ますよ!いえいえこちらこそ何度もリクエストありがとうございますー! (2021年1月8日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - リクエストで、熱が出ちゃったら、ってお願いできますか??何度もすいません! (2021年1月7日 19時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - グミさん» リクエスト、応えてくださってありがとうございます!五条先生のヤンデレ感が加速していて、すごくおもしろかったです(笑)更新頑張ってください! (2021年1月4日 8時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みどりちゃ。(プロフ) - 五条先生がヤンデレってトコが性癖にグサッと刺さって、いつも楽しみです!更新頑張って下さい! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 2c92b3b212 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» リクエストありがとうございますー!全然できますよ!是非作らせていただきますー! (2021年1月1日 12時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グミ | 作成日時:2020年12月3日 7時

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