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#40 ページ41

『…大丈夫か?』

「へ!?あ、は、はい!あの、トドメは……?」

『今刺すよ。えーと、君は』

「杉岡です!杉岡春樹!!」

そう元気よく返す杉岡と言う男は、本来この辺りの呪霊を倒す任務の担当だった、準1級呪術師である。
本来であれば2級程度の呪霊だったそうだが、そこに一級相当の呪霊が出現。その応援に頼まれたのが私だったというわけだ。

『丁度いい、トドメを指すところ、見せてやるよ。んでもってちょっとぐらい戦え。私しかコイツと対戦してないぞ』

しかも駆けつけたの私だけだし。

『なぁ、杉岡。磁石は違う極同士を近づければ引き合うよな?だが、同じ極同士を近づけたらどうなる?』

「退け合います」

『その通り。人間と呪霊って呪力の性質が違うんだ。それこそS極とN極みたいにな。ここでは呪力を磁石と考えてくれ。
私は自分の呪力の性質を変える事が出来る。

呪力とは体内に流れるものだ。そしてコイツの体内には、私と自身の呪力、両方が流れている。どういうことか分かるか?』

「え、えっと」

狼狽する杉岡を『簡単だ』と見据える。

『呪霊の性質に変化した私の呪力と、コイツの呪力が反発し合うんだ。呪力は体内に流れるものだから、中から体ごと弾けるんだ。


投擲呪法 散』

そう唱えた直後、一級呪霊の身体は、呪力ごと
辺りへ肉塊となって散り、消えた。

「うわ…エグ…」

『嫌なものを見せてしまったな。この辺の呪霊はコイツで最後か。報告書をさっさと済ませて帰るぞ』

またワイシャツが呪霊の返り血で汚れてしまった。いつもの事だしいいけど。

そう吐き、高専に戻った…問題はその後だった。


「八霧さぁぁん!!俺今日初めて1人で任務遂行したんですよ!!!」

『そうか良かったなじゃ』

「ああっ!?まってくださいよ八霧さん!!」

どういう訳かあの時から懐かれた。
やめろ、それ以上スキンシップ多いと五条に酷い目に合うだろうが。

いやまあでも、完全に嫌な訳では無い。素直だし、悪いヤツじゃない。コロコロ表情が変わって犬みたいだし。

褒めてやるとはにかんだ様に笑うのが可愛らしいんだよな。

「へぇ、八霧さんってあの五条さんと付き合ってんですね!?知りませんでした…」

『まあ秘密にしてるからな。上層部も知ってる奴は限られてる』

でも、私が五条と付き合っていると知った時は少し寂しそうな顔をしていたのは覚えている。何故だろう。

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グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» 出来ますよ!いえいえこちらこそ何度もリクエストありがとうございますー! (2021年1月8日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - リクエストで、熱が出ちゃったら、ってお願いできますか??何度もすいません! (2021年1月7日 19時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - グミさん» リクエスト、応えてくださってありがとうございます!五条先生のヤンデレ感が加速していて、すごくおもしろかったです(笑)更新頑張ってください! (2021年1月4日 8時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みどりちゃ。(プロフ) - 五条先生がヤンデレってトコが性癖にグサッと刺さって、いつも楽しみです!更新頑張って下さい! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 2c92b3b212 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» リクエストありがとうございますー!全然できますよ!是非作らせていただきますー! (2021年1月1日 12時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グミ | 作成日時:2020年12月3日 7時

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