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そして、Aが規則正しい寝息を立て始めた頃。それを愛おしそうに見つめていた五条の唇が、狂気的にどす黒く歪む。
「_______スッゴイ、これホントに効くんだね」
五条は徐にサラサラ、と粉が入った袋を揺らす。袋の中身は睡眠薬が入っていた。彼女の食べた粥に、五条がこれを混ぜていたのだ。
お互いの鼻がぶつかるような距離まで近づくが、Aは一向に起きる気配がない。五条は静かに眠るAの頬を優しく撫で「いつの間にあんな甘え方覚えたの?」と問う。
「でも、あれじゃあもう僕に堕ちるのは時間の問題かなぁ」
長かったよ、と五条は呟いた。
ここまで来るのにどれだけ時間がかかったか。君を僕だけのものにする為に、僕はどれだけのモノを犠牲にした。人も、時間も、自分でさえ。
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グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» 出来ますよ!いえいえこちらこそ何度もリクエストありがとうございますー! (2021年1月8日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - リクエストで、熱が出ちゃったら、ってお願いできますか??何度もすいません! (2021年1月7日 19時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - グミさん» リクエスト、応えてくださってありがとうございます!五条先生のヤンデレ感が加速していて、すごくおもしろかったです(笑)更新頑張ってください! (2021年1月4日 8時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みどりちゃ。(プロフ) - 五条先生がヤンデレってトコが性癖にグサッと刺さって、いつも楽しみです!更新頑張って下さい! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 2c92b3b212 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» リクエストありがとうございますー!全然できますよ!是非作らせていただきますー! (2021年1月1日 12時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グミ | 作成日時:2020年12月3日 7時