白依存症【五条悟】

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白髪と、黒髪。

蒼眼と、赤眼。

黒い目隠しと、白いマスク。

黒ずくめと、白ずくめ。

常に笑顔と、常に無表情。

饒舌と、無口。

最強と、天才。

私と五条は、本当に何もかもが真反対だった。

まあ、最強と天才は紙一重、と思う人もいるかもしれないけど。最強は生まれつき。天才は努力して実ったものだと私は思っている。だから、それも正反対。

私は15の時、領域展開を完成させ、天才呪術師と謳われたのは今は昔の話。

だが生まれつき真っ赤な瞳で、幼い頃からいじめられていたが、高専にいた時当時の五条に、

「綺麗だと思うけど、俺。その目の色」

俺割とその目の色好きかも知んねー、

とか言われて、綺麗だとか初めて言われて、
惚れないハズがなかった。

んでどうしてか五条も私の事が好きだったらしく、最近付き合い始めた。

すごく幸せだった。お互いがお互いを好きで、いつも一緒にいられる。

この上なく腐っていた私の心を、女に戻してくれた。

大好きだった。愛してた。

もちろん、今も大好きなのだが。

最近になって、どんどんその愛が、重くなっていっている。
他の男との接触を嫌ったり、マメに連絡しろというのもざらにある。それを破れば、ペナルティが課せられる。

ペナルティにペナルティが重なって、私は今こうして閉じ込めてしまった。

こいつの愛がここまで重いとは思ってなかったし、そんなこと考えてたなんて全く知らなかった。

どれだけ私が相手のことを好いていても、結局は相手の本音は分からないのだ。
最近は五条が何考えてるか分からない。

五条が、怖い。

でも、毎日愛を囁いてくれて、ずっと愛してくれる五条を、愛しているのも事実だ。

愛さないと、…殺されるかもしれない。

だけど、好きなのだ。どうしようもなく。

私は五条悟を愛している。

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