四十二時限目 ページ44
次の日。
ガラ
「おは…うわぁ！」
この驚き方、なんかデジャヴ。
「あれー、Aじゃん。おはよ」
「あ、え、うん。おはようデス」
何故にカルマが。
あのニヤニヤした恐怖の笑みを浮かべてるんですけど。
って言うかなんかみんな笑顔を浮かべてる。
なんかあったのかな？
え、もしかして…
「実はさ、俺たち…昨日のAの話…聞いてたんだ」
磯貝が若干申し訳なさそうに言う。
昨日の私の話…？
「…はあああああああああああああ⁉」
何だって！！？？
「え、もしかしてウチが泣いた時も！？」
「お、おう」
「あ、一応録画しといたよ。Aの泣き顔なんて滅多に見られないしね〜」
「oh my god…
いや違う。っつーかこんの赤髪ィ！！今すぐ消せ！今すぐに！」
「やだ〜。永久保存版だよ」
「いいから消せェェェ！！消さねーと今すぐお前の存在を消してやるからなァ！」
私の、プライドが！！イメージが崩れるううう！！
「そ、そこまで叫ばなくても…」
「バカ羽カルマそこに直れ！覚悟しろォォォ！！！！」
「…過去にカルマ君になんかされたのかな」
「すごい取り乱し様だよね。…って言うかカルマ君またなんか撮ってる！？」
「こんな風に取り乱してるAも新鮮だからね。今後弄るネタが増えて来てラッキーだよ」
「どＳ…」
「A、一旦落ち着けよ。何も俺ら、Aを弄るために聞いてた訳じゃないんだ」
「Aちゃんの事情を聞いたら、Aちゃんの苦しみには到底敵わないけど、すごく胸が締め付けられたの」
「俺たちはお前にとってクラスメイトかもしれないけど、その旭川飛華流さんには全然敵わないけど。
Ｅ組を、俺たちを、友達だと思って欲しい」
そのみんなの言葉、笑顔がすごく嬉しくて。
不思議と涙まで込み上げて来てしまった。
「…うん。ありがとう」
溢れる感情を、その一言にギュウッと詰め込んで、伝える。
みんなも、笑顔で返してくれた。
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藤凛ゆきな(プロフ) - 面白かったです！これからもぜひ更新続けてください (2022年4月11日 0時) (
レス) @page32 id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
プルプルプリン - すごい面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年10月6日 9時) (レス) id: 716689888d (このIDを非表示/違反報告)
S_K_R_★(プロフ) - 今あまり暗殺教室の小説がないので作っていただいて嬉しいです！お話も好きなので頑張って下さい！ (2018年9月30日 8時) (レス) id: cbb6c81e57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2018年9月28日 21時
