検索窓
今日:27 hit、昨日:28 hit、合計:56,421 hit

譲らない F#17.61 ページ22

ファイターズの球団専属広報として活動させて頂くことになり、まだまだ未熟者で仕事を沢山覚えなきゃ行けなくて毎日てんやわんやしている私。

17「随分浮かない顔してるね」


『伊藤選手、ごめんなさい、気遣わせてしまって』


17「いいのいいの、まだ入ってすぐなんだし不安だらけでしょ、わかるよ」


グローブでボールを弄りながら伊藤選手はそう言ってくれる。
あくまでただの広報なのに…情けない。


『私に務まるんでしょうか、、』


17「Aさんにはいい笑顔があるから大丈夫だよ、すぐ選手とも打ち解けられるはず」


『そんな、とんでもない』


17「いや本当だって!あとなんか伊藤選手って呼ばれるの嫌だなー、君付けとかがいい」


『えっ、いや、私年下ですしあくまで広報ですし…!』


17「じゃあせめてさん付け!だめ?」


首を傾げてそう言われてしまうと、断ることなんてできない。


17「やったー、ほかの選手と差つけられるこれで」


なんのことを言っているのか私には分からなかった。


それってどういう意味ですか?と聞こうとする私を遮るように飛び込んでくる言葉。


61「俺のこともさん付けにして!!」


『えっ?』


突然会話に入ってきたこと、さん付けにしてほしいと言う要求に驚き、間抜けな声を出してしまう。


61「大海だけじゃなくて俺もさん付けがいいなーって」


伊藤さんにはいいって言ったのに今川選手だけダメ!なんて言える訳もなく。


61「じゃあちょっと大海とキャッチボールしてくるから、また後で!」


そう言って2人はグラウンドへ飛び出して行った。




61「ちょっとー、抜けがけは良くないよ」


17「抜けがけも何も、俺が先にAちゃんに話しかけたんだからさ」


61「Aちゃんにインスタ聞いたのは俺」


17「とにかく優馬には譲らないからな」


61「俺だって大海には譲らないつもり」




こんな会話をしているとは知らず、会話を楽しみながらアップをする今川選手と伊藤選手、とSNSに写真を投稿したのは、また別の話。














「Aちゃんの誕生日にノーノー達成してやる」

「Aちゃんの誕生日にグランドスラム決めてやる」

特権 F#5→←ぶつかっても F#60


ラッキー選手

阪口樂


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
166人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - はじめまして。リクエスト失礼いたします。加藤貴之選手との甘々系のお話をおねがいしますm(_ _)m (5月5日 16時) (レス) id: ccf6c74bb3 (このIDを非表示/違反報告)
こじ - 山崎福也お願いします! (12月31日 1時) (レス) id: c568b73313 (このIDを非表示/違反報告)
こじ - 加藤豪将とか矢澤とか新戦力組をお願いします🙇⤵️ (6月19日 0時) (レス) id: c568b73313 (このIDを非表示/違反報告)
mizuho - こんばんわ。毎回楽しく読ませて頂いています。伏見選手で、溺愛(甘々)をお願いします。設定は、鈴木健矢くんの姉で伏見選手と同い年設定です。よろしくお願いします。 (2023年4月30日 22時) (レス) id: 1cca69f469 (このIDを非表示/違反報告)
歌霞(プロフ) - お願い致します。(^^) (2023年4月22日 10時) (レス) id: 95dea387ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆう | 作成日時:2022年12月3日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。