仕事 F#65 ページ17
今日は久しぶりのオフでAと一緒にいられると、思ってたのに。
彼女は明日までに終わらせないといけない仕事があるらしく、ノートパソコンとにらめっこ。
さっきから邪魔しないように、とは思いつつ、やっぱり構ってもらいたい気持ちが見え隠れする。
スマホをいじってるフリをして、仕事を頑張るAの様子を撮ってインスタのストーリーに上げてみる。
先輩後輩、同期からは｢Aちゃんに構って貰えなくて寂しいんだー｣とからかいのDMが。その通りだよ馬鹿野郎。と心の中で叫びつつ、冷静に返信する。
｢ちょっと隙見て構ってもらいなよー、Aちゃんの癒しにもなると思うし｣
ある先輩からのアドバイス。ほんとにAの癒しにもなるのか？？と疑問には思ったが、そろそろ構ってもらわないと俺も拗ねそうだったので、隙を見つけることに。
しばらくして、Aが伸びをしてソファにのけ反りかえった。
『あ〜〜疲れた。』
今だ。
｢がんばってるね、A｣
Aの頬を両手で包み、つまんでみたりする。
『優貴のせっかくのオフなのに仕事ばっかりでごめんね、』
申し訳なさそうに眉を八の字にしてそう言う彼女。
｢ううん、Aといれるだけで幸せ｣
『なにそれ〜〜』
満更でもない、と言った表情をするAが愛おしくて仕方ない。
『ねぇ、優貴』
『今日だけ、少しでいいから甘えさせて？』
｢もちろん、今日だけじゃなくたっていいよ｣
おいで、と両手を広げれば嬉しそうに飛び込んでくるA。
『はぁー、、優貴いい匂い』
｢同じ柔軟剤でしょ笑｣
『そうだけど、優貴の匂いってあるの』
俺の胸の中で深呼吸するAに少し緊張しながら、柔らかい髪を撫でる。
『実はさ、最近仕事結構大変で、あんまり寝れてないんだよね』
確かにAは最近少し痩せた。目の下のクマも今日はすっぴんなので目立つ。
｢ちょっと頑張りすぎなんじゃないの？？今日は俺が家事全部やるよ｣
『優貴はせっかくオフなんだからゆっくりしてていいよ、大丈夫！』
｢だーめ、俺が家事やりたいの｣
『えー。。ほんとにいいの？』
｢うん、そうすればAは仕事に集中して早く終わらせて早く寝れる、俺も気分が良い、ね！｣
『ふふ…わかったよ、じゃあお願いするね』
そのまま俺に寄りかかったまま眠ってしまったAにブランケットを掛けて、キスを落とし洗濯を始めるのだった。
｢少しくらい、休んでもいいんだよ｣
ラッキー選手
阪口樂
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆ(プロフ) - はじめまして。リクエスト失礼いたします。加藤貴之選手との甘々系のお話をおねがいしますm(_ _)m (5月5日 16時) (
レス) id: ccf6c74bb3 (このIDを非表示/違反報告)
こじ - 山崎福也お願いします！ (12月31日 1時) (レス) id: c568b73313 (このIDを非表示/違反報告)
こじ - 加藤豪将とか矢澤とか新戦力組をお願いします🙇⤵️ (6月19日 0時) (レス) id: c568b73313 (このIDを非表示/違反報告)
mizuho - こんばんわ。毎回楽しく読ませて頂いています。伏見選手で、溺愛(甘々)をお願いします。設定は、鈴木健矢くんの姉で伏見選手と同い年設定です。よろしくお願いします。 (2023年4月30日 22時) (レス) id: 1cca69f469 (このIDを非表示/違反報告)
歌霞(プロフ) - お願い致します｡(^^) (2023年4月22日 10時) (レス) id: 95dea387ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2022年12月3日 19時
