🍶 ページ10
「はいはい、分かったわかった。ずっと一緒にいたんだもんねぇ、確か幼馴染だっけ？その割にはちょっと前まですごーく冷たかったみたいだけど、大事な幼馴染…じゃない。妹だったっけか？にあんな冷たい態度取るなんてよっぽどの理由があったんだろうなぁ」
「お義父さ………間違えた、娘さん………じゃないな、妹さんを僕に下さい………？」
「いや、さ……止めろって言われたってそんな…ちゃぶ台まで用意されちゃったらなんか、ノるのが礼儀かなあって思って………あ、ひっくり返したちゃぶ台戻すの手伝うよ。」
「ごめん…！ある程度料理できるようになったら満足すると思うから付き合ってあげてくれる？こういう時の彼女を止める言葉を持ち合わせてないから………！」
「あの二人が男性なの未だに信じられないんだけど、それは僕がおかしいのかな………いやそれよりもっとちゃぶ台の茶番に付き合ったことが信じられないけど…何してんだろ俺…」
「……はは、王子様は…ちょっと荷が重いかなぁ…」
「ああ、うん。幸くんの好きなように呼んでくれればいいよ。それにしてもお兄ちゃんかあ、なんだか照れちゃうね。＿＿＿ええと、なんだか凄く警戒されてるみたいだけど」
「かがち…ってなあ、お前…や、好きに呼べって言ったのは俺だけども」
「化野！！ちょっとこの蛇酔ってる！！こういうのはお前の十八番だろ？！うっとおしいから早く連れてってくれ、あっそっち行った…なんなんだあいつら、どういう関係性なんだ…？」
「え、全然行く。全然メントスコーラする、粉塵爆発とかも全然やる。何持っていけばいい？コーラとメントスどれくらいいるんだろ。お風呂場使って大規模にやるんでしょ？大は小を兼ねるっていうしな、うーん……」
「いずみんが姫引きずって帰ってくれるの、控えめに言って最高だなあって。あれはもう猛獣使いの才能があるよ、ふふん、いい気味だな。いずみん最高〜〜！！って言っちゃいそうもうファンになるしかないね」
「長髪の彼女…名前、霊子だっけ？霊子さんは＿＿なんだろうな、人間というよりもこちら側に近い気がして…得体が知れない。ああ、いいんだ別に。ただ………彼女、何年生きてるんだ？」
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