優しい人 ページ13
.(前回の話の続きからです。)
あれから、湊くんと接する機会がぱったりとなくなってしまった。
お互いが避けているわけではなく、ほんとに必然的にだ。
今みたいに本社で話すことは愚か、見かけることもなくなった。
これこそ運命なのかもしれない。
「あっAサン...」
『葛葉くん、...どうしたの珍しいね話しかけに来るなんて』
「いや、ゲマ女の奴らが話してるの聞いちゃって、、、Aさん、元気ないって」
そうなのか、私は元気がないのか、、、
それは何で?不破湊が私の近くにいないから?そんな女々しくないぞ私
きっと寝不足だからだ、きっと...そうだ、
「遠くから見たときは元気そうに見えたけど、、、」
徐々に近づいてくる葛葉くん。そんなカッコいい目で見ないでよ。
葛葉くんの目ってハートなんだ、気づかなかったな
「近くで見たら元気そうには見えませんね、」
『そうかな』
「はい、ふわっちですか、?原因」
『分かんない、葛葉くんなんか香水とか変えた?甘い匂いがするんだけど』
「いや、変えてないっスね〜」
だめだ、この匂い甘すぎて酔っちゃいそうになる。
匂いのせいなのか顔や体まで火照っていっている気がする。
「はは♡_____」
なにかに溺れていくような変な感覚に包まれた。
足元がふらついてまともに立っていられない。
『やっばいッ』
体の重心が前へ行く
「A〜〜〜!!!」
『...!湊くん』
さっきまで匂っていた甘い匂いなんかはなくなり、今は湊くんの腕の中に入り湊くんの匂いでいっぱいだ。
kzh「はぁ〜〜、」
『いきなり抱きついてこないでよ、』
fw「だって最近全然会えてなかったじゃん、こんな気まずいまま終わるやだし、まだAの事好きやし」
『ははは笑、そっかまだ好きか笑』
fw「笑い事やないで!」
この楽な関係が私はすごく好きだ。あんな事言ってるが復縁する気はもうお互いにない、たぶん
fw「あと、ずはッ!お前チャーム制御できんぐらいあほなったんか?危ないやろ!」
kzh「いや〜ね〜?なんというか不可抗力だよ、Aさんかかりにくいタイプだったぽいし良かったじゃん」
私はあんまり葛葉くんの事知らないからチャームがなにかは分からなかったけど危険なものなんだとは今の会話でなんとなくわかった。
『危険なことを私にしようとしたの?』
「あっえっと、スーーーッ俺収録なんで行きますね」
「待てや、ずは!!!」
まぁ楽しそうだしいっか。
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麦茶 - おもしろくてもっと読みたいです!黛とかの絡みもみてみたい……! (12月26日 20時) (レス) id: 37d2c22a3f (このIDを非表示/違反報告)
えむた(プロフ) - おもしろいです!!!kzhとも関係持たせてほしいです…! (12月25日 6時) (レス) @page7 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駕王 | 作成日時:2023年12月16日 23時