110, バイk��-1 ページ10
快斗side
『……………お邪魔する気はないけどお邪魔せざるを得ないのでお邪魔します』
「おー」
俺の家の玄関で、ムッとした顔のままAが自己流の謎の挨拶。
何故Aがふくれているのかというと、事は数分前に遡る。
時刻は1時ちょっと過ぎ。
無事 家に到着し、バイクから降りる。
だがAの降りる気配が全くない。
どうした？と、様子を伺っていると、“んじゃまた！”と手を挙げて立ち去ろうとするので、慌ててその手をガシッと掴む。
『え』
「え」
「『え？………………………』」
『か、えるよ？』
と、Aが掴まれた手を解こうとするが、帰す気がないこちらとしては、手を離す理由がない。
「今日泊まってくだろ？」
と笑顔でAに呼びかける。
まさか帰る気だとは思わなかったので、驚きと焦りをポーカーフェイスで隠し込む。
『えっ？いや帰るよ』
というAの答えに、嘘だろ信じらんない正気か？…という顔を作ってみせる。
「こんな夜中にひとりじゃ危ねェよ。明日休みなんだから泊まってけよ」
『いや、バイクあるもん』
「オメーが夜1人で出歩いて、変質者に出くわす可能性3日に１回だぞ」
『だからバイクで帰るから大丈夫だって』
「ガチ恋勢なら、バイクでも戦闘機でも追いかけて来るんだよ」
『バイクは変質者より強いよ』
「強いかもしれないけど、話をそらすんじゃない」
『だってバイクなr「泊まってくだろ？」
にっこりと笑ってAを見つめる。
何がなんでも帰ろうとするAを、何がなんでも帰らせたくない。
もちろんこの変質者ホイホイが、1人で夜道を帰るのが危険だというのもあるが、泊まっていくものだと思っていた人が突然帰るのは普通に寂しい。
何よりも、まだ一緒にいて欲しい。
『でもバイクなr「泊まってくだろ？」
「『…………………………』」
Aがムッとして俺を睨む。俺はその顔に笑顔を返す。
『バイk「泊まってく、だろ？」
『………………………………………………………』
ってことで、今に至る。
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麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます😭毎度のコメントめっちゃ励みですっもうほんっとにマジでお待たせしました🙇♀️ (5月10日 21時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 読みました！完結まで頑張って下さい！ (5月10日 16時) (レス) @page42 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わぁぁすみません、通知切ってて気づかなかった（т-т）快斗sideがっ！！！追いつかない😭 (4月24日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 待ってますね。 (4月1日 16時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わわ〜💦すみません更新遅すぎますよね。私まとめて話作らないと、いらん話ぶち込んで、ぜんっぜん物語進んでないことに今頃気づきまして💦 今まとめて作ってる感じです💦💦💦 (3月14日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦々茶 | 作成日時：2024年1月10日 23時
