123, 変態キッド��-1 ページ23
Aside
ザッパァァァァン！！
と、勢いよく立ち上がる。
湯船のお湯がザブンザブン。
いかん、無理にでも上がらなきゃずっと入ってられる。最高かよお風呂。
見てよほら、手の平シワッシワだ。
上がり湯をしてふろ場を後にする。自前のバスタオルで体を拭いて、化粧水と乳液を適当につける。
そして服を着ようとしたところ、ハッと固まる。
ブラないやん。ちなみにキャミもないやん。
あるのはパンツと短パンと、快斗のスウェットだけだ。
『………………』
これ野球挙したら激弱なやつ……と現実逃避。
え、えー直に快斗の(元)私物着るとか痴女やん。
快斗に負けないスケベやん。
バスタオル1枚で一人突っ立っていると、
「Aー？」
と、扉の外から聞こえてきた声に
『いやぁぁぁぁ！』
と、超絶ビビる。そしてそのまま
ゴンッッッッッッ！！
と、足を強打。
「え、ごめん。風呂長すぎるからのぼせてんじゃねぇかって」
扉越しに快斗の声がする。
だが痛すぎて立てないし声も出ない。
「おいA？A？え、まじ？やばい？？入るぞって、おい。オメーなんで鍵かけてんだよ」
外から焦った快斗の声と、扉をガチャガチャと開けようとする音がする。
流石に開けられたらやばい。
『待って快斗！今全裸！！！』
と叫べば、扉のガチャガチャ音が聞こえなくなり、
「バーロー！んな格好で長時間いるんじゃねぇよ！早く服着ろ！！」
と、返ってくる。そしてスタスタと離れていく足音。
『反応新一じゃん…』
と、油断してボソリと呟けば、
「あﾞ？名探偵？？？」
と、スタスタと戻ってくる足音。
『…………………………』
何でよ、何で聞こえるんよ。あと戻ってくんなよ。
「Aチャーン？服着たー？？名探偵ってなにー？？？」
扉越しに快斗の声がする。圧がすごい。声だけなのに圧がすごい。
『怖いってっば！！！』
という私の声に
「怖くねぇよ〜」
という怖い人の返し方。
もういいや面倒臭い、と無視すれば、
「オメー今面倒臭いって思っただろ」
と、完全に心を読まれていて焦る。
「んで？ぶつけたとこ大丈夫か？」
『大丈夫だから戻ってて』
「へーへー」
今度こそちゃんと離れていく足音。
ちゃんと行ったな？と確認して、痛む足に鞭打って立ち上がり、バスタオル1枚で仁王立ち。
124, 変態キッド��-2→←122, こんな時に誰だ��-3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 249人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます😭毎度のコメントめっちゃ励みですっもうほんっとにマジでお待たせしました🙇♀️ (5月10日 21時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 読みました！完結まで頑張って下さい！ (5月10日 16時) (レス) @page42 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わぁぁすみません、通知切ってて気づかなかった（т-т）快斗sideがっ！！！追いつかない😭 (4月24日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 待ってますね。 (4月1日 16時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わわ〜💦すみません更新遅すぎますよね。私まとめて話作らないと、いらん話ぶち込んで、ぜんっぜん物語進んでないことに今頃気づきまして💦 今まとめて作ってる感じです💦💦💦 (3月14日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：麦々茶 | 作成日時：2024年1月10日 23時
