101, お見事��-3 ページ1
そしてヘリに照らされていた周りが、フッと急に暗くなる。
そう、ここからは屋根がある。
この路地は、奥の奥まで行くと途中から屋根があるのだ。
逃走経路にはもってこいの場所。
今頃ヘリの中では、俺達を追跡することが出来ず、てんやわんやだろう。
まぁ知ったこっちゃないが。
位置バレを防ぐために、少し移動してから雪乃がバイクを停車させる。
そしてバイクから下りると、“ぷはっ！”とヘルメットを外す。髪がバサッと落ちる。
「流石としか言いようがないぜ。俺一人だと、こんなに上手くいかなかった。」
俺もバイクから下りながら雪乃を褒めると、
「……ちょっと楽しかった」
と、雪乃がエヘっと笑う。
………………可愛い。
たが顔に出すわけにはいかないので、
「犯罪者の素質あるな〜」
と、ニヤニヤ笑って見せると、雪乃が俺の尻を軽くゲシッと蹴る。
蹴られたことなどお構い無しに、バイクにキッドの白いマントを被せる。
そしてポンっと煙を出して車体の色を赤から黒に変える。
『どうやったの……』
と、Aが目の前で起きたことに目を見張るが、
「企業秘密♡」
と、俺はニヤッと笑って見せた。
「お次は可愛いお嬢さん？貴方の番ですよ？」
そう言ってAの手をグイッと引っ張り、俺の方に引き寄せる。
“わっ”とAが俺の胸に飛び込んでくるが、このまま抱きしめたくなるのを我慢して、白いマントでAを覆う。
別に着替えを渡すだけで良かったのだが、褒められたことでつい調子に乗ってしまう。
マジックでは自分だけでなく、他人を早着替えさせることもあるのだ。今この場でAの早着替えなど、容易く出来る。
隠し持っていたジーパンと俺のおさがりのシャツにバイク用のジャンパーをAに着せていk…………………下着。
ブッ！と鼻血が吹き出すのを必死に寸止め。
………………………………水色。
ポンっという音と共に白い煙を出して、己が手で着替えさせたAを開放する。
…………………………………………水色。
そこには俺のライダースーツを着たAの姿はなく、ジーパンにバイク用のジャンパーを着たA。
………………………………………………………水色。
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麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます😭毎度のコメントめっちゃ励みですっもうほんっとにマジでお待たせしました🙇♀️ (5月10日 21時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 読みました！完結まで頑張って下さい！ (5月10日 16時) (レス) @page42 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わぁぁすみません、通知切ってて気づかなかった（т-т）快斗sideがっ！！！追いつかない😭 (4月24日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 麦々茶さん» 待ってますね。 (4月1日 16時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
麦々茶(プロフ) - 鶯 御飴さん» わわ〜💦すみません更新遅すぎますよね。私まとめて話作らないと、いらん話ぶち込んで、ぜんっぜん物語進んでないことに今頃気づきまして💦 今まとめて作ってる感じです💦💦💦 (3月14日 0時) (レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦々茶 | 作成日時：2024年1月10日 23時
